COLUMNコラム
- 2026.05.19
- マンションリノベーション
マンションの間取り変更リノベーションとは?費用や事例10選を解説
中古マンションをお好みの空間に変えたいときは、ぜひ間取り変更リノベーションを検討してみることがおすすめです。
住む人に合わせた間取りに変えることで、より暮らしやすい住まいが手に入ります。
マンションは一戸建てと比べて工事が難しいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、条件が合えば幅広い要望を実現することができます。
ただ、マンションによっては工事内容に制限が出てしまうため、事前にいくつかのポイントを確認しておくことが大切です。
今回は、マンションの間取り変更で実現できることや、素敵な施工事例10選、事前に調べておきたいポイントなどをご紹介します。
目次
1.マンションの間取り変更リノベーションでできること
マンションの間取り変更リノベーションでは、現在の住まいをライフスタイルに合わせて柔軟に作り替えることができます。
ここでは、代表的な変更内容として多くの方が検討する「リビングの拡大」について解説します。
(1)リビングの拡大
リビングは、家族が集まる大切な場所のひとつです。広さや雰囲気などにこだわりたい方も多いのではないでしょうか。
間取り変更のリノベーションでは、壁を取り除いて2つの部屋をつなげることで、開放感があるリビングにできます。
家族全員が広々とくつろげる開放的な空間に変えられることが魅力です。
(2)子供部屋の増設
引っ越しから年月が経ち、家族が増えると、子供部屋が足りなくなることがあります。
兄弟や姉妹の成長に伴って部屋が狭いと感じるようになり、子供が別々の部屋を欲しがることもあるでしょう。
そういった場合は、間取り変更で子供部屋を増設することで、子供たちの要望に応えられます。
子供たちが独り立ちして夫婦のみの生活に戻ったら、再び間取り変更して2人暮らしに適した間取りへ変えることも可能です。
家族構成に応じた空間づくりが可能な点も、間取り変更リノベーションの強みといえます。
(3)収納スペースの追加
間取り変更により、部屋の1つをウォークインクローゼットに改装することもできます。
ウォークインクローゼットとは、人が中に入れるほどの広さがある収納スペースのことです。
衣服や雑貨をまとめて収納できるうえ、スーツケースなどの大物の荷物も置けます。
(4)在宅勤務をするワークスペースの確保
新型コロナウイルス感染症の拡大やライフスタイルの変化で働き方が多様化し、自宅で仕事をする人も多くなっています。
間取りを変更することで仕事に集中できる個室や書斎を確保することができます。
近年は、LDKに隣接しているワークスペースで、遮音の問題なども解決することも可能です。
2.マンションの間取り変更で「できること・できないこと」
マンションのリノベーションで間取りを思い通りに変更できるかどうかはさまざまな条件によって変わってきます。
特に、壁や水回りの変更は、マンションの構造や設備、規約によって大きく左右されるため、仕組みを理解しておくことで実現できる範囲を事前に判断できます。
| ・壁の撤去・移動(できる壁/できない壁) ・水回りの移動(キッチン・浴室・トイレ) ・専有部分と共用部分 |
(1)壁の撤去・移動(できる壁/できない壁)
部屋の間取り変更は、壁の種類によって撤去・移動が可能かどうかが大きく変わります。
壁には、主に以下の2種類があります。
| ・【できる】間仕切り壁:空間・部屋を区切るための壁 ・【できない】耐力壁:建物の構造を支える壁 |
構造に影響しない「間仕切り壁」は、比較的自由に撤去や移動が可能です。
たとえば、2つの部屋をつなげて広いLDKにする、和室を取り込んで一体感のあるリビング空間にするなどのリノベーションにも対応しやすいのが特徴です。
ライフスタイルに合わせて柔軟に空間を再構成できるため、間取り変更の中心となる要素といえます。
一方、「耐力壁」は建物の強度や耐震性を保つ役割を担っているため、基本的に撤去することはできません。
そのため、この壁の位置によっては、希望する間取り変更が難しくなる場合があります。
特に壁式構造のマンションでは耐力壁が多く配置されており、間取り変更の自由度が制限されやすい傾向があります。
なお、見た目だけで壁の種類を判断するのは難しいため、図面の確認だけでなく専門会社による現地調査を行った上で、実現可能な間取り変更の計画を立てるようにしましょう。
(2)水回りの移動(キッチン・浴室・トイレ)
水回りは「同一エリア内の変更はできるが、大きな移動は難しい」のが基本です。
キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、条件によって移動できるケース・できないケースがあります。
水回りを自由に移動できない理由・制限は次の3つです。
| ・配管の位置 ・勾配 ・マンション管理規約 |
マンションでは排水管が縦に通っていることが多く、パイプスペースから大きく離れた位置への移動は難しくなります。
また、重力によって排水を行うことから、配管には一定の傾き(勾配)が必要です。
そのため、水回りを大きく離れた位置へ移動させる場合、床をかさ上げする必要が出たり、配管スペースが確保できずに実現できないことがあります。
また、管理規約によって制限が設けられているケースもあり、物件ごとに制約が異なる点にも注意が必要です。
一方で、配管の位置や勾配を大きく変えない範囲であれば、比較的柔軟に変更できます。
たとえば、壁付けキッチンを対面式にする、トイレの向きを変える、浴室をコンパクトにして洗面スペースを広げるといった工事は実現しやすい代表例です。
水回りはマンション特有の制約が多い分、事前確認が重要です。
配管ルートや管理規約を踏まえて計画することで、「できる範囲」を見極めた現実的な間取り変更が可能になります。
(3)専有部分と共用部分
マンションのリノベーションで工事ができる範囲は「専有部分」のみであり、「共用部分」に手を加えることはできません。
| 専有部分 | 共用部分 | |
| 定義 | 購入者が所有し自由に使える範囲 | マンション全体で共有・維持される範囲 |
| 具体的な範囲 | ・玄関ドアの内側にある室内空間(床・壁・天井の内側) | ・玄関ドアの外側・通路 ・窓サッシ・バルコニー ・階段やエレベーター ・外壁 など |
専有部分であれば、条件内での間取り変更や内装の改修など変更の自由度は比較的高く、ライフスタイルや好みに合わせた柔軟な空間づくりが可能です。
一方で、共用部分を個人の判断で勝手に工事することはできません。
たとえば、窓の位置を変更する工事や、バルコニーをサンルーム化する工事などは基本的に認められていません。
また、見た目上は室内にあるように見えても、一部の配管や躯体のように実際には共用部分に含まれているケースもあり注意が必要です。
マンションでリノベーションを行う際は、事前に専有部分と共用部分の範囲を確認することが重要です。
3.マンションの間取り変更リノベーションの事例10選
間取り変更リノベーションでは、住まいの使い方やライフスタイルに合わせてさまざまな工夫が可能です。
ここでは、代表的な間取り変更の事例を目的別に紹介します。
| (1)広いLDKに変更した事例5選 (2)1LDK・ワンルーム化した事例3選 (3)収納を増やした事例2選 |
(1)広いLDKに変更した事例
リノベーション事例1:4LDKを2SLDK+WICに変更した開放感あふれる住まい
築22年、91 ㎡のマンションのリフォームです。4つの居室とLDKのある間取りから、2SLDK+WIC(ウォークインクローゼット)に変更。
広々としたリビングダイニングキッチンが誕生しました。
こだわりの小上がりスペースもポイント。施工費用は1200万円です。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
リノベーション事例2:和室を取り込みLDKを拡張したおしゃれ空間
築年数17 年、面積73 ㎡のマンションを、1000 万円で全面リノベーションした施工事例です。
和室の部分までリビングを広げ、2LDK+SIK(シューズインクローゼット)の間取りに変更しました。
洗練された対面キッチンに、ヘリンボーンの床がおしゃれです。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
リノベーション事例3:ゆるやかにつながる家族団らんの間取り
面積80 ㎡、築37 年のマンションを1400万円でリノベしました。
2LDKのお部屋の中は、間仕切りや開閉壁などでゆるやかに区切られています。
家のどこにいても、家族のことを感じやすい空間が魅力です。
滑り台やハンモックといった、遊び心のあるインテリアもおしゃれ。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
リノベーション事例4:隣接洋室を取り込み広々LDKを実現
95 ㎡、築13 年のマンションを、1600 万円でリノベーションした事例です。
2LDK+WIC+SICと、便利な収納スペースも設けられています。
リビングダイニングに隣接した洋室の壁を撤去し、空間を大きく広げているのが特徴です。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
リノベーション事例5:壁付けキッチンでリビングを広く
築16 年、75 ㎡のマンションを、2LDK+WICにリノベーション。
既存のキッチンを壁付けにし、洋室のスペースを減らすことで、リビングダイニングの空間が広がりました。
キッチンの面材とリビングの床材は、どちらも上品なチーク材を使用。統一感のある空間づくりが叶いました。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
(2)1LDK・ワンルーム化した事例
リノベーション事例6:4LDKを1LDK化した光あふれる開放的な住まい
築33年、88㎡の4LDKマンションを、1LDK+WTCの間取りに変更しました。
費用は1350 万円です。
一つひとつの部屋が大きくなり、風と光が隅々まで行き渡るような明るい家に生まれ変わりました。
木のあたたかみを感じられる床や天井、落ち着いた雰囲気の小上がりなど、ゆっくりとくつろげる工夫が随所に施されています。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
リノベーション事例7:大容量WICですっきり暮らせる1LDK空間
面積85 ㎡、築年数53 年のマンションを850万円でリノベーション。
1LDK+WICの、おしゃれな空間が誕生しました。
お部屋の一角に大きな収納スペースを設けることで、主寝室とリビングダイニングに置く物が少なく、すっきりと見せられます。
部屋ごとに異なる床材で、空間に変化をつけているのもポイントです。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
リノベーション事例8:本に囲まれて暮らす回遊性のある1LDK
ワンストップリノベーションにより、67㎡、築29年のマンションが、1LDK+WICの間取りに変わりました。
リフォーム費用は890 万円です。
リビングと洋室の間仕切りは背板のないブックシェルフ。どちらの部屋からもスムーズに本を取り出せます。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
(3)収納を増やした事例
リノベーション事例9:壁面収納で広々空間を叶えた将来可変型の住まい
お部屋探しからワンストップでお手伝いさせていただいたマンションリフォーム事例です。
築18年、面積83 ㎡のマンションを、900万円でリノベーションしました。
壁一面に収納スペースを設けることで、明るく広々とした空間を実現。
現在は2LDKですが、将来はお部屋を分けて子供部屋を増設することも可能です。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
リノベーション事例10:ウォークスルークローゼットで家事動線を改善
大きなバルコニーからの見晴らしを楽しめる、築24年、面積77 ㎡のマンションです。
1530万円で1LDK+WTC(ウォークスルークローゼット)の間取りにリノベーションしました。
ウォークスルークローゼットとは、2つの出入り口が設けられた収納スペースのことです。
こちらの事例では、お部屋の中心にウォークスルークローゼットを設置することで、家事動線の良い間取りを実現しています。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
4.間取り変更リノベーションの費用相場
間取り変更のリノベーションの費用は内容によって大きく変動しますが、相場を把握しておくことで資金計画も立てやすくなります。
ここでは主な間取り変更工事にかかる費用相場を、費用が上がるケースや費用を抑えるポイントと合わせて見ていきましょう。
| (1)壁撤去・間仕切り変更の費用 (2)水回り移動の費用 (3)費用が上がるケース(構造・配管) (4)費用を抑えるポイント |
(1)壁撤去・間仕切り変更の費用
マンションの壁の撤去や新設などの間仕切り変更の費用の目安は、数万円~100万円程度です。
| ・壁の撤去:数万円〜25万円程度 ・壁の新設:15万〜40万円程度 ・可動式間仕切り(スライドウォールなど):40万〜100万円程度 |
ただし、これはあくまで標準グレード・工事の場合であり、解体範囲や仕上げの仕様によって金額は大きく変わります。
たとえば、クロス・塗装・パネルなど仕上げ材の種類やグレード、電気配線の移設などが必要になる場合は、その分の費用が上乗せされます。
さらに、引き戸やドアを新設するケースでは建具代と施工費が加算されます。
また、防音性を高めるために遮音材を入れたり、デザイン性の高い間仕切り壁にしたりする場合も費用は上がる傾向があります。
壁撤去・間仕切り変更は内容によって費用が大きく変動するため、間取りの計画段階で仕様を明確にすることが重要です。
(2)水回り移動の費用
キッチン・浴室・トイレなどの水回り移動にかかる費用相場は、約30万~200万円です。
| ・キッチンの移動:150万〜200万円程度 ・トイレの移動:30万〜50万円程度 ・洗面台の移動:50万〜100万円程度 ・浴室(ユニットバス)の移動:150万〜200万円程度 |
水回りの移動は一般的な間取り変更より高額になる傾向があります。
その理由として、設備自体の単価が高いことに加えて、配管工事を伴う大掛かりな工事になるためです。
さらに、移動により工事範囲が広がることで解体・復旧費用も増えやすく、壁・床・天井の仕上げを広範囲でやり直す必要が出ることもあります。
また、防水・防音のための補強や、状況によっては配管の延長や勾配調整に加え、床のかさ上げや下地補強などの専門的な工事が発生することで、施工の手間も増加します。
水回りのリノベーションは条件によって工事内容が大きく変わるため、結果としてコストが上がる傾向があります。
リフォーム・リノベーション費用の相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
▸ マンションのリフォーム相場はいくら?リアルな実例と費用内訳で徹底解説
▸ リノベーション費用を実例から解説!費用を抑えるコツも紹介
(3)費用が上がるケース(構造・配管)
リノベーションでは、当初の見積もりより費用が上がるケースも少なくありません。
特に構造や配管の制約から追加工事が発生することで予算が膨らむ傾向があります。
| 【主な費用が上がるケース】 ・構造上撤去できない壁や梁が見つかり、間取りを再設計する ・大がかりな水回りの変更(キッチン・浴室・トイレの位置移動) ・配管の延長や勾配の調整が必要になる ・床下スペースが不足し、かさ上げや二重床施工が必要になる ・解体後に判明する追加工事(配管の劣化・水漏れ・カビなど) |
リノベーションでは解体して初めて分かる要素も多く、追加工事や計画見直しによって費用が上がることも珍しくありません。
たとえば、想定していた位置に配管が通せない場合、床を上げるなど追加工事が必要になります。
また、撤去予定の壁が構造上重要だった場合は、間取り自体の見直しが必要になります。
こうした要因は事前に完全には把握できないため、あらかじめ予備費を見込んでおくことが重要です。
なお、リノベーションの見積もりの費用については、以下で詳しく解説しています。
▸ リノベーションの見積もりで失敗しない!確認ポイントと注意点を解説
(4)費用を抑えるポイント
間取り変更にかかるリノベーション費用を抑えるためには、どこを変えずに活用するかに重点を置いて計画を立てることが有効です。
特にマンションの場合は、水回りや構造の制約によって工事費が大きく変動するため、事前の判断が重要になります。
| 【費用を抑えるポイント】 ・水回りの位置をできるだけ動かさない ・配管ルートを変更しない計画にする ・設備のグレードをあげすぎない ・間仕切り壁の撤去を最小限にする ・既存設備を活用する ・事前にホームインスペクションを利用する |
既存の設備や間仕切りを活用し、動かす範囲を絞ることが費用コントロールの基本になります。
たとえば、既存の水回りの位置はできるだけ動かさず、同じエリアの中で使い勝手が良いように設計することで、配管工事や床工事を抑えることができます。
さらに、計画段階での精度を上げるために、ホームインスペクションの実施も有効です。
事前に住まいの設備の劣化状況や見えない不具合を把握することで、解体後に発生しやすい追加工事や想定外の費用増加リスクを事前に抑えることができます。
5.間取り変更で失敗しないための5つのポイント
間取り変更リノベーションは自由度が高い一方で、事前の確認不足によって「思った通りにできなかった」「追加費用が発生した」といった失敗も少なくありません。
こうしたトラブルを防ぐためには、あらかじめ押さえておきたいポイントを理解しておくことが重要です。
ここでは、間取り変更で後悔しないために意識すべきポイントを解説します。
| (1)構造・規約・工事範囲を事前確認する (2)マンションの管理規約を事前に確認する (3)生活動線を優先する (4)将来のライフスタイルを考える (5)リノベ-ション会社の実績や提案力を比較する |
(1)構造・規約・工事範囲を事前確認する
間取り変更を成功させるには、「どこまで変更できるか」を事前に把握することが最も重要です。
マンションでは、壁の中に建物を支える役割を持つものがあり、すべてを自由に撤去できるわけではありません。
そのため、希望する間取りが構造上可能かどうかをあらかじめ確認する必要があります。
また、リノベーションができるのは専有部分のみで、窓や玄関ドア、バルコニーなどの共用部分は原則工事できません。
こうした制約を理解せずに計画を進めると、途中で間取りの変更を余儀なくされたり、追加費用が発生したりする可能性があります。
そのため、物件の図面や仕様書をもとに、事前にリノベーション会社へ相談し、希望の間取りが実現可能か確認しておきましょう。
(2)マンションの管理規約を事前に確認する
間取り変更では、管理規約の確認を最優先で行うことが重要です。
管理規約はマンションごとに定められたルールで、リノベーションの内容にも大きく影響します。
例えば、水回りの移動が制限されていたり、床材に遮音性能の基準が設けられていたりするケースがあります。
また、工事可能な時間帯や事前申請の有無なども決められています。
規約を確認せずに進めてしまうと、希望の間取りが実現できなかったり、工事内容の見直しが必要になったりするため注意が必要です。
そのため、物件選びやプラン検討の段階で、リノベーション会社と一緒に管理規約の内容を確認しておくことが大切です。
(3)生活動線を優先する
間取り変更で失敗しないために、家事動線・生活動線を優先して設計することが重要です。
たとえば、玄関からリビング・キッチンへの移動がスムーズであれば、仕事や学校帰り、買い物帰りの動作が楽になり、効率的に荷物の片付けができます。
また、キッチンから洗面室・お風呂、収納への動線を短くすると、調理・洗濯・片付けといった家事を同時並行で進めやすくなります。
一方で、水回りと収納などの動線を十分に考えずに配置してしまうと、移動距離が無駄に長くなり、行き来の回数が増えてしまいます。
日常生活の中で「どのような動きで行動するか」を具体的にイメージしながら間取りを設計することで、実際の暮らしやすさを大きく向上させることができます。
(4)将来のライフスタイルを考える
間取りは現時点だけでなく、家族構成の変化や在宅勤務など将来のライフスタイルを見据えた間取り設計をすることが重要です。
たとえば、子どもが成長して個室が必要になったり、在宅勤務が増えてワークスペースが必要になるなど、暮らし方は時間とともに変化していきます。
そのため、あらかじめ間仕切りで用途を柔軟に変更できる設計にするなど、変化に対応しやすい可変性のある間取りにすることがポイントです。
使い方を限定しない設計にしておくことで、ライフステージが変わっても大規模なリノベーションをせずに対応でき、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。
(5)リノベ-ション会社の実績や提案力を比較する
リノベ-ション会社を選ぶ際は、マンションリノベーションの実績と提案力を重視して比較することが重要です。
特に制約が多いマンションのリノベーションでは、依頼する会社によって仕上がりや満足度が大きく変わります。
実績が豊富な会社は、構造や管理規約による制約を踏まえたうえで現実的なプランを提示できるため無理のない計画を立てやすくなります。
また、過去の事例が多いほど費用感や工事の進め方にも精度があり、予算や工期の計画とのズレも抑えやすくなります。
複数社を比較し、見た目のデザイン性だけでなく、満足できるリノベーションを実現できるリノベ会社を選ぶようにしましょう。
マンションの間取り変更リノベーションをするならFINDへ
マンションでの生活を理想に近づけるなら、間取り変更リノベーションをすることがおすすめです。
物件の構造によっては自由度の高い工事も可能なため、まずはリフォーム会社へ相談してみましょう。
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ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者
