COLUMNコラム
- 2026.05.19
- リノベーションの流れ
フルリノベーションとは?費用相場やメリット・デメリットを実例で解説
「家を買いたいと思っているけど理想の住まいが見つからない」
「今の家をもっと住み心地よく変えたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、フルリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。
フルリノベーションであれば、建てられてから年月の経った家も、新築以上の性能や住み心地に変えることができます。
今回は、フルリノベーションの基礎知識やメリット・デメリット、工事の流れや、FINDでの施工事例などをご紹介します。
目次
1.フルリノベーションとは?
ここでは、フルリノベーションの定義やそのほかよく間違えられる用語との違いを解説します。
| ・フルリノベーションの定義 ・リフォーム・建て替えとの違い(費用・自由度・工期) |
(1)フルリノベーションの定義
フルリノベーションとは、住宅を骨組みだけの状態にしてから行う、規模の大きなリノベーションを指します。
スケルトンリノベーション(リフォーム)やフルリフォームと呼ばれることもありますが、意味するところは同じです。
一戸建てとマンションのどちらであっても、フルリノベーションは可能です。
ただし、マンションの場合は工事できる部分に制限が設けられていることがあり、一般的に、賃貸物件でフルリノベーションは実施できません。
小規模なリフォームなら大家さんから許可される場合があるため、必要な場合は確認してみましょう。
加えて、購入したマンションの場合も、共有部分のリノベーションは不可とされるケースが大半です。
どの範囲までリノベーション可能か、規約を確かめておきましょう。
(2)リフォーム・建て替えとの違い(費用・自由度・工期)
フルリノベーションを検討する際、多くの方が迷うのが「リフォーム」や「建て替え」です。
自分たちに最適な選択を検討するため、それぞれの特徴を見てみましょう。
| フルリノベーション | リフォーム | 建て替え | |
| 目的 | ・内装や設備をすべて解体し、間取りからつくり直す | ・原状回復を目的とする ・既存の間取りや構造は基本的にそのまま活かす | ・すべて解体し、更地にした上で新築する ・基礎や構造からすべて新しくつくり直す |
| 費用 | ・1200~1700万円 | ・数十〜数百万円 | ・2,000〜4,000万円以上 |
| 自由度 | ・大きい(間取り・性能すべて自由に設計可能) | ・少ない(部分的な変更が中心) | ・大きい(間取り・性能すべて自由に設計可能) |
| 工期 | ・長期間(約2〜6カ月) | ・比較的短時間(数日〜1カ月程度) | ・長期間(約2〜6ヵ月) |
| 具体的なケース | ・配管・配線、床・壁・天井などを全面的に更新 | ・キッチンや浴室、トイレの交換 ・壁紙の張替え ・畳からフローリングへの変更など | ・建物全体を新築として立て直し |
リフォームは原状回復を目的とし、工事範囲が限定されており、費用を抑えやすく短期間で完了するのが特徴です。
ただし、間取り変更や性能向上など、大きな住まいの改善には向いていません。
一方、建て替えは、構造からすべて新しくできるため、間取り・デザイン・住宅性能を自由に設計できるのが魅力です。
その反面、解体費用や新築工事費がかかるため総額は高額になりやすく、工期も長くなります。
フルリノベーションは、この両者の中間に位置する選択肢です。
建物の骨組み(構造躯体)を活かしながら、内装・設備・間取りに加え、配管や配線も更新できるため、見た目だけでなく住宅性能の向上も期待できます。
「コストは抑えたいが、間取りや暮らし方にはこだわりたい」「今の建物を活かしながら快適な住まいにしたい」という方にとって、フルリノベーションはバランスの取れた現実的な選択肢といえるでしょう。
詳しい費用相場は、以下の記事にまとめてあります。気になる方は、ぜひこちらもご覧ください。
▸スケルトンリフォームとは?メリット・デメリットと費用の相場
2.フルリノベーションの費用相場
フルリノベーションは、新築に比べてコストを抑えながらも自由度の高い住まいづくりができる点から近年注目を集めています。
一方で、リノベーションは工事内容や建物の状態によって費用の幅が大きく、「自分の予算でどこまで実現できるのか」をイメージしづらい面があります。
そこで、マンション・戸建て別の費用目安や予算別に実現できる内容の違いに加え、見落としがちな諸費用についても、具体的な数値を交えながら分かりやすく解説していきます。
| ・マンション・戸建て別の費用目安 ・【予算別】1,000万円・1,500万円でできること ・工事費以外にかかる「諸費用」 |
(1)マンション・戸建て別の費用目安
フルリノベーションの費用は、マンションと戸建てで異なり、さらに建物の種類や広さ、工事内容によって大きく変動します。
そのため、費用目安を把握する際は「㎡単価(平米単価)」で考えると、全体像をイメージしやすくなります。
一般的な相場は以下の通りです。
| ・マンション:1㎡あたり約17万円〜30万円 ・戸建て:1㎡あたり約20万円〜35万円 |
たとえば、70㎡のマンションであれば約1,190万円〜2,100万円、100㎡の戸建てであれば2,0,00万円〜3,500万円程度が一つの目安になります。
マンションと比べて戸建てのほうが㎡単価が高くなる傾向があるのは、建物の構造や工事範囲の違いによるものです。
マンションは構造上、躯体(柱・梁などの構造部分)に手を加えられず、専有部分のみの工事となる一方、戸建ては基礎や外壁、屋根といった建物全体に手を加えることができるため、その分工事内容が広がり、費用も高くなりやすくなります。
また、フルリノベーションの費用は、以下のような要素によっても大きく左右されます。
| ・間取り変更の有無(壁の撤去・新設) ・水回り設備の移動距離(配管工事) ・断熱・耐震補強の有無 ・使用する素材・設備のグレード |
そのため、「広さ × 単価」だけで費用を考えるのではなく、どんな工事・設備にするかという視点も踏まえて考えることが重要です。
リノベーションの費用についてさらに詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
▸リノベーション費用を実例から解説!費用を抑えるコツも紹介
(2)【予算別】1,000万円・1,500万円でできること
フルリノベーションでは、予算によって実現できる工事・範囲が大きく変わってきます。
ここでは代表的な価格帯ごとにどのような工事が可能かを紹介します。
| 予算 | 可能な工事 | 具体的な工事例 |
| 1,000万円 | ・内装・設備の一新 ・日常生活に直結する部分の刷新が中心 | ・キッチン、浴室など水回り設備の交換 ・壁紙、クロスの全面張り替え ・壁の撤去など軽微な間取り変更 ・収納の新設 |
| 1,500万円 | ・大規模な間取り変更 ・断熱性能の向上 ・耐震性の向上 | ・2LDK→1LDKなどの間取り変更 ・配管更新を含む全面改修 ・造作家具やオーダーキッチンの導入 ・内窓設置・断熱材追加など |
予算1,000万円の場合、比較的コストを抑えながら見た目や使い勝手を大きく改善するリノベーションが可能です。
構造や住宅性能の向上まで行うのは難しいこともありますが、中古物件購入直後のリニューアルとして選ばれやすい価格帯です。
1,500万円の場合、より自由度の高い設計が可能になります。
間取りの大幅な変更や配管・設備の全面改修、断熱性能の向上など住まい全体の快適性や安全性、デザイン性を大きく高められる価格帯です。
予算別のリノベーショについてさらに詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
▸予算1000万円でリノベーションはどこまでできる?費用目安や補助金制度も
▸1500万円で叶えるマンションリノベ-ション!実例5選、手順、注意点を解説
(3)工事費以外にかかる「諸費用」
工事費以外の費用を見落としてしまうと予算オーバーや資金計画のトラブルにつながるため注意が必要です。
主な諸費用としては以下のものが挙げられます。
| 費用項目 | 内容 | 目安金額 |
| 仮住まい費用 | ・敷金・礼金、仲介手数料、数カ月分の家賃 | ・30万円〜100万円以上(期間・物件によって変動) |
| 引っ越し費用 | ・仮住まいへの引越 ・仮住まいから新居への引越し | ・数万円〜数十万円(シーズンや荷物量によって変動) |
| 設計費・デザイン費 | ・設計料やプラン作成費、オプションデザイン費など別途発生する場合あり | ・総工費の10〜15%程度(事前に確認が必要) |
| 各種申請費用 | ・建築確認申請・工事届け出 | ・5〜20万円程度 |
| ローン関連費用 | ・事務手数料・保証料・登記費用 | ・10〜30万円程度 |
| 工事前後の雑費 | ・ご近所への挨拶回りの粗品 ・清掃費、仮設トイレ設置費など | ・1〜5万円程度 |
工事費以外にかかる諸費用は、総額の10〜20%程度になることもあります。
さらに、解体後に想定外の追加工事が必要になるケースもあるため、予備費をあらかじめ準備しておくと安心です。
そのため、工事費+諸費用+予備費の合計を先に計算しておくことが、後悔のない資金計画を立てるポイントです。
3.フルリノベーションの施工事例4選
FINDでは、これまで数々のフルリノベーションを行ってきました。最後に、施工事例4選をご紹介します。
施工事例1:家の外と中をゆるやかにつなぐマンションリノベ
RC造、築18年のマンションを1,200万円でフルリノベーションし、2LDK+WIC(ウォークインクローゼット)へ。
広い土間のある玄関からバルコニーまでつながった廊下には、心地よい風が吹き抜けます。
リビングとダイニングキッチンの間には間仕切り壁を設けず、ガラスの引き戸を設置することで圧迫感のない印象に仕上げています。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
施工事例2:築31年のマンションをこだわりのテイストにリノベーション
69 ㎡の1LDKマンションを850万円でフルリノベ。
大きく間取りを変更せず、既存の部屋を生かしながら、細かいインテリアにこだわっておしゃれな空間を手に入れました。
壁や天井は白で統一し、清潔感のある明るい雰囲気に。
収納や床材などは木の質感を生かしたナチュラルさが魅力です。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
施工事例3:フルリノベーションで家族のつながりを感じられる広い家を実現
築36年、95㎡の4LDKマンションを1LDK+WIC+SIC(シューズインクローゼット)にフルリノベーション。
居室を仕切っていた壁を取り払うことで、家族の気配を感じやすいマイホームが誕生しました。
費用は970万円です。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
施工事例4:好みの雰囲気を追求して理想の住まいへリノベーション
アーティスティックで落ち着いた空気の流れる、美術館のような家。
築53年で85㎡のマンションを、850万円でフルリノベーションした事例です。
リビングと寝室の仕切りはガラス戸、床材はモールテックスと、随所にこだわりが見られる洗練された住まいをつくりあげました。
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。
4.フルリノベーションの3つのメリット
フルリノベーションには、新築や部分的なリノベーションでは得られないメリットがあります。
ここでは、特に押さえておきたい3つのメリットを紹介します。
| ・新築より安く「自由設計」の住まいが手に入る ・人気エリアや駅近物件でも「妥協せず」選べる ・配管更新や断熱改修で「建物の寿命」が延びる |
(1)新築より安く「自由設計」の住まいが手に入る
フルリノベーションは、建て替えや新築よりも総額を抑えやすい点が魅力です。
新築物件の購入が難しい場合も、価格を抑えたリノベーションでマイホームに住むことが可能です。
また、部分的なリノベーションを繰り返すより、フルリノベーションで家全体を改修するほうが低価格に抑えられる場合があります。
ほかにも、工事の自由度が高く、理想の住まいへ近づけやすいメリットがあります。
間取り変更や耐震性の強化など、希望に合わせた工事が行えます。
(2)人気エリアや駅近物件でも「妥協せず」選べる
新築物件は人気エリアや駅近になるほど価格が高騰しやすく、予算とのバランスで「間取り」「広さ」「設備」などを妥協せざるを得ないケースも少なくありません。
しかし、フルリノベーションを前提に中古物件を購入すれば、立地の条件と住まいの質の両立が可能です。
たとえば、好立地にあるものの築年数が古く価格が抑えられている物件でも、リノベーションによって快適性やデザイン性を大きく向上させることが可能です。
また、中古物件は市場に出ている数が多いため、都心アクセス良好、人気学区など条件の良い物件の選択肢も幅も広がります。
このように、フルリノベーションは、予算や条件に妥協することなく理想の住まいを手に入れる方法として非常に有効です。
(3)配管更新や断熱改修で「建物の寿命」が延びる
建物の目に見えない部分まで手を入れられるフルリノベーションにより、快適性だけでなく建物の寿命も伸ばすことができるのも大きなメリットです。
たとえば、給排水管や電気配線などのインフラ部分は、築20〜30年を超えると劣化が進み、漏水やショート・火災リスクが高まります。
さらに、壁や床の断熱材追加や、高性能サッシへの交換など断熱性能を高める改修も、建物の寿命を延ばすポイントです。
結露によるカビや腐食を防ぐだけでなく、室内の温度差を抑えられるため、光熱費の削減やヒートショックのリスク軽減にもつながります。
このように、フルリノベーションによる性能向上は、単に住み心地を良くするだけでなく、建物の寿命延長や資産価値の維持にも大きく貢献します。
5.フルリノベーションの3つのデメリット
フルリノベーションには多くのメリットがありますが、事前に理解しておきたい注意点もあります。
あらかじめデメリットを把握しておくことで、対策を講じやすくなり、後悔のない住まいづくりにつながります。
ここでは、代表的な3つのデメリットについて解説します。
| ・完成・入居までに時間がかかる ・通常の住宅ローンよりも金利が高くなる場合がある ・解体後に「追加費用」が発覚する場合がある |
(1)完成・入居までに時間がかかる
フルリノベーションの工事期間中は、物件に住み続けられません。
仮住まいの確保や引っ越しなどが必要です。
物件の一部をリノベーションするよりも工期が長くかかることが一般的なため、期間中の仮住まいにかかる費用がかさんでしまうケースもあります。
工事期間は物件や施工会社によって異なるため、契約前に相談してみることをおすすめします。
(2)通常の住宅ローンよりも金利が高くなる場合がある
リフォームローンを利用すると、想定より金利が高くなることがあります。
ただ、中古物件の購入と同時にリノベーションする場合、金利の低い住宅ローンと合算できる可能性があります。
資金計画も相談できるリノベーション会社に相談してみましょう。
(3)解体後に「追加費用」が発覚する場合がある
フルリノベーションは解体して初めて建物の内部構造が明らかになるため、想定外の追加費用が発生する可能性があります。
特に多いのが、解体後に判明する構造部分やインフラ部分の問題であり、具体的には以下のようなケースが考えられます。
| ・配管の劣化や腐食 ・基礎部分のひび割れや強度不足 ・断熱材の欠損や施工不良 ・シロアリ被害や木材の劣化(戸建て) ・地盤の問題(戸建て) |
上記のような問題が発覚すると、修復や補強が必要になり、数十万円〜数百万円規模の追加費用が発生することがあります。
追加費用のリスクに備えて、あらかじめ工事費の5〜10%程度の予備費を準備しておくと安心です。
6.フルリノベーションで後悔しないための4つのポイント
フルリノベーションは住まいをより快適なものにする賢明な選択肢ではありますが、ポイントを抑えることでさらに完成後の後悔を大きく減らすことができます。
なかでも、特に意識しておきたい4つのポイントについて解説していきます。
| ・「こだわり条件」と「予算配分」の優先順位を整理する ・断熱・耐震など「目に見えない住宅性能」も検討する ・自社の理想に合う「リノベーション会社」の得意分野を見極める ・ワンストップリノベーションも検討する |
(1)「こだわり条件」と「予算配分」の優先順位を整理する
フルリノベーションは、部分的なリノベーションやリフォームと比べて工事範囲が広く、その分費用も高額になりがちです。
そのため、限られた予算の中で満足度の高い住まいを実現するには、「どこにお金をかけるか」という視点での判断が非常に重要になります。
まずは、「絶対に譲れない条件」と「できれば実現したい条件」を整理し、優先順位を明確にしておきましょう。
たとえば、「家事動線を良くしたい」「デザインにこだわりたい」「断熱性能を高めたい」など家族のライフスタイルやライフステージに合わせて整理することがポイントです。
優先順位をつけておくことで、限られた予算の中でも重点的にお金をかける部分と調整する部分のバランスが取りやすくなり、予算内で納得感のある住まいを実現しやすくなります。
(2)断熱・耐震など「目に見えない住宅性能」も検討する
リノベーションでは、おしゃれな間取りや最新の設備に目が向きがちですが、住まいの快適性や安全性を支える住宅性能にも目を向けることが重要です。
たとえば、断熱性能を高めることで、夏は涼しく冬は暖かい住環境を実現できます。
二重サッシの設置や断熱材の追加によって、室内の温度差を抑えられるだけでなく、光熱費の削減や結露・カビの防止にもつながります。
また、日本は地震が多い国であるため、震診断を行い、耐力壁の追加や金物補強を実施することで安全性を高めることができます。
断熱や耐震は完成後には見えなくなる部分ですが、長く安心して住み続けるためには非常に重要な要素です。
特に、断熱や耐震は構造に関わる工事のため、フルリノベーションのタイミングでまとめて行うことで効率的かつ効果的に住まいの性能を高めることができます。
(3)自社の理想に合う「リノベーション会社」の得意分野を見極める
フルリノベーションの満足度を大きく左右するのが、依頼するリノベーション会社の選び方です。
リノベーション会社にはそれぞれ得意分野があり、同じ予算・同じ広さでも、仕上がりや提案内容に大きな差が出ることがあります。
たとえば、デザイン性の高い空間づくりを得意とする会社もあれば、コストバランスを重視した提案が得意な会社など、アプローチはさまざまです。
そのため、デザインや価格、知名度だけで判断するのではなく、過去の施工事例や提案内容をしっかり確認し、自分たちの理想に近い実績があるかを見極めることが重要です。
また、打ち合わせの中で要望を汲み取ってくれるか、予算や工期を配慮して提案してくれるかといった点も、安心して任せられるかどうかを判断するポイントになります。
(4)ワンストップリノベーションも検討する
土地や家を購入してからのリノベーションを考えているなら、ワンストップリノベーションがおすすめです。
最大のメリットは、物件選びから最終的な引き渡しまで、すべての工程を一箇所で管理できるため、計画全体が非常にスムーズに進む点にあります。
通常、不動産会社と施工会社を別々に探すと連絡や手続きが煩雑になりがちですが、窓口を一本化することでその負担を大幅に軽減できます。
また、資金計画の立てやすさも大きな魅力です。
プロの視点から「物件購入費」と「リノベーション費用」のバランスを考慮した提案が受けられるため、予算オーバーを防ぎやすくなります。
さらに、住宅ローンの一体型審査に必要な書類作成などのサポートも受けられるため、初めての方でも安心して理想の住まいづくりを進めることができます。
7.フルリノベーションの流れと工事期間の目安
フルリノベーションは、以下のような流れで進んでいくことが基本です。
大まかな手順や、期間の目安などをチェックしましょう。
(1)フルリノベーションの基本的な流れ
STEP1:フルリノベーションの内容を検討
自宅のフルリノベーションをする場合は、目的を定めた上でリノベーション会社に相談します。
「オープンキッチンにしたい」「子供部屋を設けたい」「収納スペースを増やしたい」など、家族で話し合っておきましょう。
新しく物件を購入する場合は立地、広さなど、希望の条件に合う中古物件を探すことになります。
ワンストップ型のリノベーション会社であれば、住宅探しから相談が可能なため安心です
STEP2:現地調査
リノベーション会社に依頼し、自宅・物件の現地調査を経て、見積もりを出してもらいます。
現地調査がなければ、正確な金額を出すことはできません。
詳細な調査のもと、リノベーションのプランを考案していくことになります。
STEP3:住宅ローンの審査
住宅ローンを組む場合は、事前審査を通過する必要があります。
資金計画を立て、現実的に返済できる金額を借りることが大切です。
STEP4:契約、設計
工事の契約後、本格的な設計が始まります。
リノベーション会社と打ち合わせを重ねながら、理想の家を実現するプランを立てていきましょう。
STEP5:許可申請の手続き
リノベーションの内容によっては、建築確認申請などの手続きが必要になる場合があります。
建築基準法にのっとって建てられているかをチェックするためです。
例えば、防火地域・準防火地域などの増築を行う場合は申請が必要です。
戸建の場合は、検査済み証明書を取得している建物であるかを、事前に確認しておくとよいでしょう。
また、「2階建て以上、面積が200㎡以上の木造以外の建築物」や、「3階建て以上、または延べ面積が500㎡、高さが13mまたは軒の高さが9m以上の木造住宅」なども、建築確認申請を行わなければいけません。
加えて、マンションをリノベーションする場合は、管理組合に届け出が必要です。管理組合によっては、許可が出るまでに時間がかかることがあります。
規約に応じて、工事の内容や日時が制限される可能性もある点に留意しましょう。
必要な手続きを確認の上、余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。
STEP6:着工
フルリノベーションの場合は、解体して骨組みだけにするところから始まります。
配管更新や設備交換など、プランに合わせて工事が進んでいきます。
STEP7:完成検査、引き渡し
工事が終わったら、完成検査を行います。
問題がなければ引き渡しとなり、新居へ住む準備を始めます。
(2)フルリノベーションの工事期間の目安
フルリノベーションの場合、工事のみであれば、一戸建ての場合は3~4カ月、マンションの場合は2~3カ月が目安とされます。
設計期間も合わせると、最低でも3カ月ほどかかると考えておくと良いでしょう。
希望の期限がある場合は、リノベーション会社との契約前に相談しておくことがおすすめです。
フルリノベーションのご依頼はワンストップ型リノベーションを手がけるFINDへ
中古住宅のフルリノベーションは自由度が高く、思い描いた通りのマイホームを手に入れることもできます。
FINDでは、施主様のご希望をしっかりとうかがった上で、予算に応じてフレキシブルにプランニングいたします。
マイホーム購入やフルリノベーションをご検討中なら、ぜひFINDにご相談ください。
ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者
