COLUMNコラム

リノベーションで大理石を家に取り入れたい!メリット・デメリットは?

「家を高級感ある雰囲気にリノベーションするにはどうしたらいいの?」
「大理石を取り入れるには、どんなアイデアがある?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、大理石を家に取り入れたリフォーム・リノベーションのアイデアから、メリット・デメリットについて解説していきます。

これから大理石を取り入れたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


目次

1.大理石の特徴

大理石とは、石灰岩の一種で高級ホテルやマンションの石床によく使用されている石材です。

黒と白のマーブル模様や高級感あふれる質感、光沢感が特徴で、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

大理石は、石材の中では柔らかい素材なため、雨風や酸性雨に弱くリフォーム・リノベーションでは室内で利用されることが基本です。

意匠性と加工のしやすさが魅力なことから、世界中で人気がありますよ。

2.大理石を家に取り入れるメリット

「リノベーションで大理石を取り入れたい」とお考えの方は、メリット・デメリットをよく検討してみてください。

ここでは、大理石を家に取り入れるメリット3選を紹介します。

・高級感を演出できる
・広がりや奥行をプラスできる
・ゴミが目立ちずらい

それぞれ順に解説していきます。

(1)高級感を演出できる

大理石は光沢感があり、空間に華やかな印象を与えてくれるため、床材など目に入りやすい場所に使用すれば、家に高級感をプラスできるのがメリットです。

ラグジュアリーな空間にしたい方や、洗練された内装をイメージしている方にはピッタリといえます。

また、家具なども合わせて白やグレー、黒で統一することで、ホテルのような非日常感も演出できますよ。

(2)広がりや奥行をプラスできる

大理石は、光沢がありまだらな模様なことから、まるで床の下にまで空間があると錯覚するような広がりや奥行き感を演出できるメリットがあります。

フローリング材やフロアタイルと比較しても、白と黒のマーブル模様が室内を広々と見せてくれるのが魅力です。

また、光の反射によっても都度表情が変わるため、飽きずに楽しむことができますよ。

(3)ゴミが目立ちずらい

大理石は、汚れが付きにくく、ゴミが目立ちずらいのがメリットです。

単色の床材などは、埃やゴミ、髪の毛などが目立ってしまう傾向にありますが、大理石なら白と黒のマーブル模様で常に輝いているような印象を与えられます。

また、飲み物などをこぼしてしまっても、水分が浸透することなく、サッと拭き取るだけで掃除が完了するのも大理石ならではの良さです。

シミなども残りずらいため、掃除の手間を減らしたい方にもおすすめですよ。

3.大理石を家に取り入れるデメリット

大理石を家に取り入れるデメリットは、以下の3つです。

・冬場は冷えてしまう
・水に弱く変色のリスクがある
・メンテナンスが必要

順に説明していきます。

(1)冬場は冷えてしまう

大理石は、夏場はひんやりした質感が嬉しい石材ですが、冬は冷たさを感じ、足元や座った際の腰など、冷えが気になってしまうデメリットがあります。

対処法としては、床暖房を設置したり、スリッパや靴下を履いて対策しておくのがおすすめです。

実は、石材は熱伝導率が高く蓄熱性もあるため床暖房に適した素材でもあります。

おしゃれと暮らしやすさを両立させるためにも、冬場の対策方法を検討しておきましょう。

(2)水に弱く変色のリスクがある

大理石の天敵は「酸性」と「水」です。

そのため、ジュースなどの飲み物や油などの液体汚れをそのままにしてしまうと、変色のリスクがあります。

黄色や茶色などのシミが発生する場合もあるため、対処法としてはすぐに拭き取り、最後に乾拭きをしておくのがポイントです。

大理石の寿命を伸ばすためにも、汚れは早めに拭き取っておきましょう。

(3)メンテナンスが必要

大理石は長年使用していると表面の光沢感が無くなったり、石が欠けてしまったりするデメリットがあります。

特に、玄関などに大理石を使用しているケースでは、よく踏むことから表面が磨耗して光沢を失ってしまいます。

そのため、定期的に磨くなどをしてメンテナンスを行い美しい光沢を維持するのがおすすめです。

FINDでは、専用の機械を使って研磨をし直す作業を行い、艶・輝きを取り戻すメンテナンスを請け負っています。

リフォーム・リノベーションから大理石のメンテナンスまで、一貫して対応できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

4.大理石を使用したリフォーム・リノベーションアイデア

「大理石を使用したリフォームをしたいけど、どこに取り入れるか悩んでいる」という方は、以下を参考にしてみてください。

大理石を使用したリフォーム・リノベーションアイデアを紹介します。

・床材に大理石を取り入れる
・キッチンに大理石を取り入れる
・浴室に大理石を取り入れる
・玄関ホールに大理石を取り入れる

例えば、玄関の床材を大理石にして家の入り口から高級感を演出したり、キッチンカウンターに取り入れラグジュアリーな雰囲気をプラスするのもおすすめです。

また、以下では実際に大理石を使用した実例を紹介していきますので、合わせて参考にしてみてください。

5.大理石を使用したリフォーム・リノベーション実例3選

FINDで手がけている、大理石をワンポイントとして部分的に使用したリフォーム・リノベーション実例3選を紹介します。

大理石を使用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(1)光沢感のある大理石でこだわりのリノベーション

築9年のルーフバルコニーが魅力の物件に、こだわりのリノベーションをした実例です。

上記物件では、玄関部分に白と黒の光沢感ある大理石を取り入れました。

室内は白を基調にやさしい雰囲気を漂わせる印象を演出し、広々としたLDKの間仕切開閉壁は下がり壁をなくすことですっきりさせています。

また、バルコニーにはタイルを敷設してBBQができるように工夫するなど、随所にこだわりの詰まった住まいが実現しました。

費用
築年数9年
面積85㎡
区分/間取りRC造/3LDK+WIC+SIC

(2)ポイントで大理石を使用したホテルライクな住まい

築26年の中古住宅を、850万円かけてリノベーションした実例です。

上記物件では、洗面台にワンポイントで大理石を利用しています。

全体的にホテルライクなインテリアでまとめているため、洗面台も大理石で高級感ある雰囲気を演出しました。

また、随所に間接照明とブラケット照明を取り入れることで、朝と夜で違った空間を楽しめる魅力的な住まいになっています。

費用850万円
築年数26年
面積66㎡
区分/間取り1LDK+SCLO+WCLO

(3)大理石を使用した玄関から贅沢な空間

築16年の物件を、LIXIL様とコラボレーションしながらリノベーションした実例です。

上記物件では、玄関部分に大理石を仕様し、住宅のドアを開けた瞬間から高級感を演出しています。

玄関足元にはライトを設置することで、おしゃれさと使い勝手の良さを両立しました。

重厚感を感じるデザインをベースに、随所に見せ場をプラスしたオリジナリティ溢れる住まいの実例です。

費用
築年数16年
面積73㎡
区分/間取りRC造/2SLDK+SIC

大理石のリフォーム・リノベーションならFIND

FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。

上記で紹介した物件以外にも数多くの実例があるため、気になる方はこちらから覗いてみてください。

FINDのリノベーションでは、プランナー、設計士、不動産のプロ、FPがチームになって理想の住まい造りのお手伝いを行わせていただきます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

海老澤 知絵

ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者