COLUMNコラム
- 2024.12.15
- その他
リノベーションとリフォームの違いとは?選び方や工事例を紹介
「リノベーションとリフォームの違いが分からない」
「家の内装をおしゃれに変えたいけど、これはリノベーションなの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
リノベーションは近年よく耳にする言葉ではあるものの、実際リフォームとどのように違うのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、リノベーションとリフォームの違いを徹底解説していきます。
それぞれのメリット・デメリットもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.リノベーションとリフォームの基本的な違い
近年、耳にすることも増えた『リノベーション』ですが、リフォームとはどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれ以下のように英語で訳してみると、違いが分かりやすくなります。
・reform(リフォーム)=改善や改良という意味 ・renovation(リノベーション)=改修や刷新という意味 |
このように、リフォームはあるものを直したり改良していく工事、リノベーションは既存のものを改修し、新たなものにしていくという意味があります。
(1)リノベーションとは?
リノベーションとは、既存の建物に新たな価値を加えたり、用途や機能を向上させるための大規模な改修工事のことです。
特に、建物の構造や間取り、デザインを大きく変更することで、新たな魅力や快適性を創出できるのがリノベーションの魅力です。
建物の価値を高め、新しいライフスタイルに合わせた空間に変えたい、という方は、設備のグレードアップやトレンド感ある間取り変更ができるリノベーションが向いています。
また、リノベーションでインテリアにこだわりたいと考えている方は、『リノベーションではインテリアにもこだわりを!真似したくなる実例10選』も参考にしてみてください。
FINDではその他にも、『リビングのリノベーション実例10選!おしゃれなリビングを作るには』など、リノベーションに特化したコラムを数多く紹介しています。
(2)リフォームとは?
リフォームとは、古くなった建物や設備を元の状態に戻す、または機能を回復することを目的とした工事のことです。
具体的には、キッチンや浴室などの設備の交換や壁紙や床材の張り替え、外壁の塗り直しや修繕などがリフォームになります。
特に、老朽化した部分を改善し機能を回復させたい方はリフォームが向いています。
リフォームは基本的に現状のデザインやレイアウトを大きく変更せず、設備の交換や補修を行うことが一般的です。
また、FINDではリフォームに関するコラムも数多く紹介しています。
リフォームを検討している方は、『高級リフォームの参考になる実例5選|メリット・デメリットを解説』や『リノベーションで使えるローンは何がある?減税や補助金など優遇制度も紹介』なども参考にしてみてください。
2.リノベーションとリフォームのメリット・デメリット
リノベーションとリフォームのメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
リノベーション | ・自由なデザインと間取りの変更が可能 ・建物の価値が向上する ・ライフスタイルに合わせた空間が作れる | ・コストが高くなる場合がある ・工期が長い |
リフォーム | ・コストが比較的安い ・短期間で完了する場合が多い ・補修や修繕がメイン | ・デザインや機能の大幅な変更が難しい ・建物の価値があまり向上しない |
一般的にはリノベーションの方がコストや工事期間が長く、リフォームのほうが短期間・低コストで完成する傾向にあります。
ただし、工事内容や住宅の広さ、使用する木材によって費用や時間が変わってくるため、注意しておきましょう。
3.リノベーションとリフォームの選び方のポイント
リノベーション・リフォーム、どちらにするかお悩みの方は以下のポイントを確認しましょう。
・予算を考える ・建物の状態を確認する ・目的を明確にする |
リノベーション・リフォームでは、予算や建物の状態、工事を行う先の目的などを明確にした上で、最適な方法を選ぶべきです。
(1)予算を考える
リノベーション・リフォームを行う前には、まず予算設定を決めておくべきです。
予算設定に不安がある方は、『リノベーションの工事内容や期間はどのくらい?流れや費用まで解説』こちらの記事をチェックしておくと、いくら程度なのかイメージが掴みやすくなります。
特に、コストを抑えたい場合はリフォーム、予算に余裕があり大きく改善したい場合はリノベーションが適しています。
(2)建物の状態を確認する
リノベーション・リフォームは、建物の状態を確認し、どちらにするか選ぶ必要があります。
例えば、劣化した設備のみの交換ならリフォームで十分ですが、築年数が経過していたり建物自体の劣化が目立つ場合はリノベーションで住宅を一新し暮らしやすさを向上するのもおすすめです。
FIDNでは建て替えを考える方のために、『リフォームと建て替えそれぞれのメリット・デメリットとは?』も解説していますので、老朽化している物件をどうするべきかお悩みの方は、こちらも参考にしてみてください。
(3)目的を明確にする
最後に、なぜリフォームしたいのか、リノベーションでどこを改善したいのかなど、目的を明確にしておくようにしましょう。
例えば、お風呂やトイレなど劣化した水回りを治したいならリフォーム、家全体をホテルライクな空間に変えたい、和モダンを取り入れたいなど、物件価値を上げたいならリノベーションがおすすめです。
デザインや間取りの変更が必要な場合はリノベーション、設備の交換や機能の改善だけで十分な場合はリフォームを選びましょう。
4.リノベーション・リフォームの選び方まとめ
最後にリノベーション・リフォームの選び方、それぞれの特徴についてまとめます。
2つの特徴をまとめると、以下の項目に分けることができます。
(1)デザインや間取りの大幅な変更ならリノベーションがおすすめ
結論、デザインや間取りの大幅な変更はリノベーションがおすすめです。
特に、他とかぶらないデザインにしたい方、造作家具などを取り入れて物件の価値を高めたい方は、リノベーションを選択しておくのがベターです。
もちろん、リノベーションでも劣化部分を修復し、暮らしやすさを改善することも可能です。
特にリノベーションがおすすめなのは、以下のような人です!
・流行りのホテルライクな空間に家をイメージチェンジしたい ・個性的な内装に工事してほしい ・家族に合わせた間取り変更をしたい |
デザイン性が高くこだわった内装にしたい方は、リノベーションを選ぶようにしましょう。
(2)小規模な補修や設備交換が目的ならリフォームがおすすめ
結論、小規模な修復や設備交換などを目的としている方は、リフォームがおすすめです。
例えば、トイレの設備交換、リビングの壁紙の張り替え、動きづらくなってしまったドア・仕切りの交換などはリフォームで十分に対応できます。
特にリフォームがおすすめなのはこんな人です!
・お風呂やトイレなど古くなってきた部分を新しくして暮らしやすくしたい ・介護のために家をバリアフリーにしたい ・部屋全体の壁紙などの劣化が気になる |
必要な箇所だけを新しくしたい方は、リフォームを選択するようにしましょう。
今の住宅に不安がある方は、そのままにせず、まずはリフォーム・リノベーション会社に相談してみるのがおすすめですよ。
FINDでは、小さなリフォームから大規模なリノベーションまで、幅広く対応可能です。
見積もりは無料で対応していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
5.リノベーションとリフォームにかかる費用
リノベーションとリフォームにかかる費用は、基本的な部分は一緒です。
例えば、スケルトンリフォーム・リノベーションの費用相場は、約1500万円から2500万円程度です。
ただし、リノベーションではデザイン料や設計料、造作家具の作成費用などが別途かかる場合もあり、その分費用もプラスされます。
また、施工場所別のリノベーション・リフォームの費用は以下の通りです。
内装 | 約60万円~200万円 |
リビング | 約60万円~120万円 |
ダイニング | 約60万円~120万円 |
キッチン | 約50万円〜120万円 |
寝室 | 約40万円〜65万円 |
和室 | 約30万円〜40万円 |
廊下 | 約20万円〜30万円 |
収納 | 約30万円〜40万円 |
フローリング・床板 | 約100万円~150万円 |
浴室 | 約60万円〜120万円 |
トイレ | 約14万円〜32万円 |
洗面台 | 約20万円〜80万円 |
上記の料金は、使用する設備のグレード、部屋の広さによって異なりますので、注意しておきましょう。
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ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者