COLUMNコラム

PLAN STORY 36『洗練されたジャパンディな空間』


物件探しからインテリアコーディネートまですべてお任せしてくださったS様。
お客様の生活スタイルやこだわりに寄り添ったからこそ、細部まで統一されたトータルコーディネートを実現できました。

既存平面図

細長く区切られていたお部屋はリビングに窓がなく、閉鎖的な空間でした。

完成平面図

思い切ってワンルームにし、キッチンは窓際へ移動させました。
小上がりをつくりベットルームとし、カーテンで開閉可能にしました。

Before

After

スタイリッシュでジャパンディな空間を求めて、造作の家具やフルオーダーのキッチンで細部まで拘りました。
ジャパンディとは、Japanese(日本の)とScandinavian(北欧の)をミックスしたインテリアスタイルのことです。

ワンルームへ大きく間取りを変更しながらも、小上がりをつくり内装材を変化させることで、空間をシーンで使い分けることができます。
間仕切りにはカーテンを採用し、線の細いカーテンレールを採用することで、開いた際にノイズにならない工夫を施しました。
温かみのあるシナ材はワークデスクまでのび、空間のワンポイントになりました。

ワークデスク兼本棚は、在宅仕事の多いS様に合わせて造作で製作しました。
200冊以上入る本棚や配線コード類をきれいに隠すことができるのは、造作ならではの工夫のひとつです。

床はマーモリウムを採用。
ナチュラルなリノリウム床シートで、抗ウイルス効果や脱臭効果も備えている優れものです。

水まわりの洗面室まで継ぎ目が入らないため、線の少ないスタイリッシュな空間にマッチしています。

キッチンもフルオーダーとし、設備にフィットした設計をしました。
お手持ちの冷蔵庫や電子レンジがきれいに納まり、無駄のない収納力を確保しました。
吊り戸の背面にダウンライトを配当する等、メーカー品ではできないこだわりを詰め込みました。

シンプルな作りだからこそ、クオリティの高さが際立ちます。

水まわりもグレーで統一し、明るい空間に仕上げました。
シルバーの浴室ドアや洗面の壁付け水栓、アクセサリーや照明もスマートなものをチョイス。
タイルの貼り方も通常互い違いに貼る馬貼りではなく、芋貼りとすることで均一的な印象に。
水栓のラインとそろえることで、同じタイルでもよりすっきりとした印象になります。

玄関にはお気に入りの自転車を置くスペースを確保。
展示作品のようにみせるため、ライティングや土間の広さを検討しました。

インテリアはシルバーとブラックでまとめ、ソファやブラケット照明等形にこだわりながらもプレーンでモダンに。
ミニマルながら洗練されたデザインは空間全体を上質にします。

シンプルで洗練された空間に仕上がり、
「空間、雰囲気、インテリア、素材感 すべてが理想的で気に入っています」とご満足していただけました。

施工事例はこちらからご覧いただけます。

洗練されたジャパンディな空間

物件探しやリノベーションでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

笠原 圭一郎

ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト