COLUMNコラム
- 2024.07.15
- デザイン
リノベーションではインテリアにもこだわりを!真似したくなる実例10選
「インテリアにこだわったリノベーションをしたいけど、イメージが固まらない」
「家具を主役にできるリノベーションはどう行う?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
こだわったリノベーション内装を考える時には、インテリアもお気に入りのものをチョイスし、統一感のある部屋にしたいですよね。
そこで本記事では、リノベーションをする際に真似できるおしゃれなインテリアの配置を紹介します。
実際の実例10選も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.リノベーションではインテリアとの相性が大切
リノベーションでは、インテリアとの相性を大切にすることで、よりおしゃれで垢抜けた印象に仕上げることが期待できます。
思いつきでインテリアを選ぶのも素敵ですが、リノベーションとの相性も加味して決めたほうがビシっと決まる空間を作りやすいです。
特に、配置にこだわることや部屋の世界観を決めておくことが重要なポイントです。
インテリアのチョイスはリノベ成功の鍵ともなるため、慎重に向き合うべきです。
2.リノベーションでインテリアを際立たせるには
リノベーションでインテリアを際立たせるには、部屋のイメージカラーや配置が重要です。
それぞれ詳しく解説していきます。
(1)部屋のイメージやカラーを固める
まず、リノベーションでインテリアを際立たせるために『部屋のイメージやカラー』を決めておきましょう。
イメージを固める時のコツは、どのようなスタイルにするかがポイントです。
近年トレンドのインテリアスタイルには、以下のものがあります。
モダンデザイン | 現代的であり、近代的でもあるようなデザイン。黒やグレー、白、ブルー系などクールな色をベースに、ワンポイントでビビット色なプラスする。 |
ヴィンテージデザイン | 若者からも人気の高いデザイン。アメリカンヴィンテージやヨーロピアンヴィンテージなどもあり、古き良きデザインの中にも遊び心をプラス。 |
インダストリアルデザイン | 工業的と言う意味を持ち、むき出し感と無機質感が魅力のデザイン。金属と木材をうまく組み合わせるのがおすすめ。 |
和風デザイン | 日本の良い古風なデザインを引き継ぎながら、現代に合わせたシンプルなスタイルが人気。派手すぎない抑えめな印象で、落ち着く空間を作ることができる。 |
また、カラーを決める際は、デザインに合わせてベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを決めておくのがおすすめです。
FINDでは最新のリノベーショントレンドデザインについても、こちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
(2)インテリアをどこに配置するか決める
リノベーションでインテリアを際立たせるためには、インテリアの配置にも意識しましょう。
おすすめの配置方法は、以下の通りです。
対角線上の角にメインを配置 | 実は、部屋に入る時に視線が向かいやすいとされる場所は、対角線上にある部屋の角です。そのため、対角線上の先にお気に入りの家具を配置し、見せ場を作ることで、オシャレ度のアップが期待できます。 |
遠近法を使う | 手前に背の高い家具、奥に背の低い家具を置くと、遠近法で奥行きが強調されます。部屋を広く見せたい時にも有効な手段のため、圧迫感のない部屋を作りたい方は取り入れてみてください。 |
視線を遮らない配置 | 背の高い家具を部屋の真ん中に置いてしまうと、視界が遮られ圧迫感を感じてしまいがち。目線より低いインテリアを取り入れ、視線を遮らないように工夫しましょう。 |
存在感のある家具をひとつ置く | 部屋に入った時に、メインとなる家具を一つに絞って置くことで、視線が自然とそこに集まり部屋を広く感じる効果があります。(フォーカルポイントとも言います。)アートや暖炉、飾り棚などを利用して、部屋に入った時どこに一番目線を向けて欲しいかを考えましょう。 |
インテリアの配置を一人で決められない時は、プロの意見を聞いたり、多くの実例を参考にしましょう。
近年ではInstagramなどに多くのインテリア写真があるため、イメージに近いものを真似するところから始めてみるのもおすすめです。
3.リノベーションインテリアのおすすめな選び方
リノベーションインテリアは、以下のポイントに注意して選ぶのがおすすめです。
・同じブランドのインテリアで統一 ・部屋の主役になるインテリアを決める ・インテリアの素材感にも注目 ・造作家具を取り入れる ・収納計画にこだわりを ・奥行き感のでるものを取り入れる |
順に詳しく解説していきます。
(1)同じブランドのインテリアで統一
リノベーションをする際、インテリアは同じブランドのもので統一させることでまとまり感がアップします。
同じブランドの場合、カラーや素材感が合っているケースが多く、テイストも合わせやすいのが特徴です。
また、購入時に店員さんにアドバイスをもらうことも期待できるため、「統一感が欲しい」という方に有効な方法といえるでしょう。
(2)部屋の主役になるインテリアを決める
リノベーション後の室内を新たに考える時には、部屋の主役になるインテリアから決めていくのもひとつの方法です。
上記でも説明しましたが、『部屋に入った時にどこを見てほしいか』を考えるのがおすすめです。
そのため、部屋のメインとなるアート、こだわりのテーブル、ソファー、飾り棚などを決めて、他は合わせるようなインテリアをチョイスしてみてください。
一気に垢抜けた、洗練された空間になることが期待できますよ。
(3)インテリアの素材感にも注目
インテリアには素材感にこだわったものも多くあります。
例えば、木や植物、石、和紙、麻、バンブーなどの天然素材や、レザー、布、アイアン、クリア素材などさまざまな製品がありますよね。
特に、天然素材のインテリアは素材から感じる温かみが魅力で、使えば使うほど味わい深くなります。
一方で、近年人気の高いクリア素材などの透明感のあるインテリアは、部屋の圧迫感を排除し、抜け感のある印象にしてくれます。
このように、どのような素材のインテリアを選ぶか、組み合わせはどうするかも決めておくようにしましょう。
(4)造作家具を取り入れる
造作家具とは、リノベーション会社などに依頼し自分の部屋だけのオリジナルの家具を作成、壁などに直接取り付けてもらう家具のことです。
造作家具のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・欲しい場所に合わせたサイズで作成してもらうため、デットスペースができない ・カラーや素材を指定できるため、家全体に統一感がでる ・部屋のアクセント、メイン家具としても置ける ・壁に直接取り付けられるため、地震でも倒れにくい | ・特注のため、既存製品に比べて高額になる ・作成に時間がかかってしまうケースもある ・壁に直接取り付けるため、移動ができなくなる |
「唯一無二のインテリアを置きたい」「既存のものでは合うインテリアが無い」という方には、造作家具はとてもおすすめです。
費用面などのデメリットもありますが、とことんインテリアにこだわりたい方はリノベーション会社に相談してみてください。
(5)収納計画にこだわりを
インテリアを際立たせるためには、収納計画にもこだわっておくのがポイントです。
収納は関係ないようにも思われがちですが、インテリアを目立たせたいなら見せたい場所に不要なものを置かないことがポイントです。
収納計画を細かく立てておくことで、物を置かないインテリアを映えさせるすっきりとした室内にすることが期待できますよ。
(6)奥行き感のでるものを取り入れる
インテリアコーディネートでは、奥行き感のでるものを取り入れることで、部屋を広くみせることができます。
例えば、視覚的に実際の距離よりも遠くにあるように見える『後退色』を取り入れたり、見る人の視線を誘導できる『アートパネル』をプラスしたりするのがおすすめ。
また、鏡を使ってもうひとつ空間があるような錯覚を起こすのも有効です。
さまざまなテクニックを取り入れながら、ワンランク上の住まいを目指してみてはいかがでしょうか。
4.インテリア選びに悩んだら?
「インテリア選びに疲れてしまった」「どうしても、部屋がもったりとした印象になってしまう」とお悩みの方は、インテリアコーディネーターに依頼をするのもひとつの方法です。
インテリアコーディネーターは、照明器具、壁紙、家具など幅広い知識の中から、お客様のイメージを形にしてくれます。
ふわっとしたデザインしか決まっていない場合でも、丁寧にヒアリングをし要望を汲み取ってくれるため、イメージに近い空間にデザインすることが可能です。
FINDではおしゃれで個性的な実例を多く手がけているため、インテリアコーディネートまで含めたリノベーションも行えます。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
5.インテリアを活かしたリノベーション実例10選
ここでは、FINDが手がけているインテリアを活かしたリノベーション実例10選を紹介します。
真似できるポイントもたくさんありますので、ぜひこれからリノベーションをする方は参考にしてみてください。
(1)「土間のある暮らし」★LIXILリフォームコンテスト大賞受賞事例★
築18年の中古住宅を、1200万円かけてリノベーションした実例です。
施主様の思い入れのある『土間空間』をコンセプトに、シンプルですっきりとした中に、お気に入りのインテリアグリーンが溶け込むような空間を実現しています。
内装のアクセントにはブルーをチョイスし、機能性とデザインを両立させたホテルライクな住まいになりました。
上記物件は、LIXILメンバーズコンテスト2016で、全国14,000社の中でリフォーム大賞を受賞しています。
費用 | 1200万円 |
築年数 | 18年 |
面積 | – |
区分/間取り | RC造/2LDK+WIC |
(2)セカンドライフを彩る洗練された空間
築21年の賃貸物件として利用されていた部屋を、自分たちのセカンドライフを過ごすための空間へリノベーションした実例です。
上記物件は、インテリアはグレーを基調としたモダンスタイルで統一感を持たせ、ホテルライクな日常を楽しめる住まいへとリノベーションしました。
施主様お手持ちの器具を活かしつつ、間接照明を効果的に配置したことで、奥行と温かみが加わっています。
また、冷蔵庫、ワインセラーも収納できるようにしたことで、すっきりとした印象になりました。
費用 | – |
築年数 | 21年 |
面積 | 94㎡ |
区分/間取り | 3LDK |
(3)時を経ることで魅力を重ねる住まい
築27年の中古住宅を、700万円かけてリノベーションした実例です。
上記物件では、既存の設備機器をうまく利用しながら内装に手を加え、『時を経ることで魅力を重ねる住まい』を実現しています。
リビングダイニングは、グレージュをベースにしたモダンな印象で、セレクトされたインテリアが空間に豊かな表情を添えています。
クロス、ペイント、タイル、ファブリックを厳選し、様々なテイストが絶妙なバランスで混在し、センスよくコーディネートされた住まいになりました。
費用 | 700万円 |
築年数 | 27年 |
面積 | – |
区分/間取り | RC造/3LDK |
(4)光と風を取り込む、アジアンテイストの心地よい住まい
築23年の中古住宅を、2290万円かけて全面リノベーションした実例です。
上記物件では、既存の壁を取り払い、リビングダイニングにある窓から光と風を取り入れることで、明るく開放的な空間を実現しました。
インテリアはアジアンテイストでまとめることで、アジアのリゾートを彷彿とさせる住まいになっています。
また、施主様お気に入りのロボットなどをディスプレイできる飾り棚を造作し、オリジナルの空間になりました。
費用 | 2290万円 |
築年数 | 23年 |
面積 | 87.7㎡ |
区分/間取り | 2LDK |
(5)和と洋を丁寧に融合させた心地よいすまい
築25年の物件を和と洋を丁寧に融合させた心地よいすまいに、全面リノベーションした実例です。
上記物件では、生活導線の改善をメインに工事を行い、玄関横の洋室を大容量のウォークインクローゼットに変更しました。
また、キッチンを回遊式とし、洗面台をリビングに取り込むことでアクセスを短縮化することに成功しています。
インテリアは和と洋を融合したスタイリッシュなデザインと、グレージュをベースに色を統一し、洗練された住まいが実現しました。
費用 | – |
築年数 | 25年 |
面積 | – |
区分/間取り | 2LDK+WIC |
(6)海外住宅のように洗練された空間
築18年の中古住宅を、海外住宅のような空間に全面リノベーションした実例です。
上記物件では、施主様の「自分たち好みのインテリアに一新したい」という思いから、こだわりを詰め込んだ住まいを実現しています。
LDKは、主役のオーダーキッチンが目を引く、開放的で優しい雰囲気の空間に変更しました。
また、廊下にはフレンチヘリンボーンの床を採用したことで、框組のホワイトのドアと調和し海外住宅のような雰囲気の住まいになっています。
費用 | – |
築年数 | 18年 |
面積 | 80.9㎡ |
区分/間取り | 2LDK |
(7)どこにいてもお気に入りと出会える空間
築30年の中古住宅を、4660万円かけて全面リノベーション+外壁改修をした実例です。
上記物件では、施主様の「採光量が少なく、暗いので明るくしたい」という要望から、LDKを1Fからより採光のとれる2Fリビングへ間取り変更を行いました。
また、収納や水回りなどの家事導線も大幅に改善したことで、最小の家事導線で整う暮らしになっています。
内装デザインにはタイル、ヘリンボーンフローリング、照明器具などを採用し、こだわりの詰まった住まいが完成しました。
費用 | 4660万円 |
築年数 | 30年 |
面積 | 200㎡ |
区分/間取り | 4LDK+WIC+納戸 |
(8)日々の暮らしを美しく整える
築19年の中古住宅を、2LDKから1LDKへ間取り変更した実例です。
上記物件では、適材適所の収納計画、インテリアまでを含めたトータルコーディネートをFINDで手がけています。
間取りは2LDKの間仕切り壁を取り払い、可動間仕切りで空間を分け使えるように工夫しました。
また、インテリアはホテルライクな上質空間で非日常感がありながらも、ゆったり過ごせる落ち着きのある住まいになるよう各部屋のマテリアルやカラーをリンクコーディネートさせています。
1つ1つの要素はシンプルかつモダンなものを選定しながら、照明や光と合わさることで温かみとくつろぎの空間を実現しました。
費用 | – |
築年数 | 19年 |
面積 | 77㎡ |
区分/間取り | 2LDK→1LDK |
(9)お気に入りのインテリアに囲まれた暮らし
築52年の中古住宅を、960万円かけて全面リノベーションした実例です。
上記物件では、こだわりの好みのインテリアアイテムが映える空間を目指してリノベーションを行いました。
キッチンは、既存の壁付けI型キッチン(シンク・コンロ・調理台が横一列に並んだキッチン)を活かし、扉のカラーを変更、設備の交換、背面タイル張りを施し、使い勝手とデザイン性をプラスしています。
また、空間全体のベースカラーを白×モルタルとシンプルにまとめたことで、各所のアクセントカラーやこだわりのインテリアが主役になる、メリハリの利いた空間を実現しました。
費用 | 960万円 |
築年数 | 52年 |
面積 | 82.5㎡ |
区分/間取り | RC造/2LDK |
(10)海外アパルトマンのような雰囲気と心地よさを実現した住まい
築60年の中古住宅を、1Fは店舗、2Fは住まいにリノベーションした実例です。
上記物件では、既存のビンテージ感を活かしつつ、間取りを自分たちの生活スタイルに合わせて変更しています。
インテリアスタイリストの施主様が考えたこだわりポイントを軸に、各所のディティール納まりや老朽化した部分の修繕を行いました。
海外のデザイナーズ家具やアンティーク家具が映える室内は、好きなモノに囲まれた暮らしを実現した空間に仕上がっています。
費用 | – |
築年数 | 60年 |
面積 | 81㎡ |
区分/間取り | 2LDK+店舗 |
インテリアにこだわりたいならFIND
FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。
FINDのリノベーションでは、プランナー、設計士、不動産のプロ、FPがチームになって理想の住まい造りのお手伝いを行わせていただきます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者