COLUMNコラム
- 2022.07.29
- 内装
内装リフォームの費用はどのくらい?内容別の相場とオシャレな実例5選
「内装リフォームは、どのくらいの費用がかかるの?」
「オシャレな内装リフォームにするためにはどうしたらいいの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では内装リフォームで出来ることから、費用目安、オシャレな内装リフォームにするためのポイントを詳しく解説しています。
また、FINDで手掛けているおしゃれな内装リフォーム実例5選も紹介!
これから内装リフォームをお考えの方は、実際に実例を見ることでさらにイメージを膨らませやすくなりますよ。
目次
1.内装リフォームでできること
内装リフォームで出来ることは以下のものがあります。
- 間取り変更
- 室内の壁紙張替え
- 室内の床材の張替え
- 間仕切りの撤去、設置
- キッチン、トイレ、お風呂、洗面所のリフォーム
一般的に内装リフォームは古いものから『新しいものに交換する工事を行うこと』とされています。
フローリングの張替えから水回りを最新設備に変更する等、これからも長く住み続けられるようにするために内装リフォームは行われることが多いです。
また、一気にすべてを交換してしまうと費用が高額になってしまうことから、気になる部分のみをリフォームして少しずつ暮らしやすい住まいにすることもできますよ。
2.内装リフォームの費用目安
内装リフォームの必要費用の目安は以下のものがあります。
- フローリングリフォーム費用
- 壁紙リフォーム費用
- 間仕切りを設置する際のリフォーム費用
- キッチンのリフォーム費用
- お風呂のリフォーム費用
順に解説していきます。
(1)フローリングリフォーム費用
フローリングの張替えは使用する木材によって金額が大きく変わってきます。
大きく分けて2種類のフローリングがありますので、それぞれの細かい費用を紹介します。
♯1.集成材フローリングを使用した場合
集成材フローリングとは、複数の板を合わせた人工の木材のことを指しています。
一般住宅で使われる場合が多く、大まかに「建造用集成材」と「造作用集成材」に分かれています。
無垢材と比べ、安価で購入できることが魅力でホームセンター等でも手に入れることが可能です。
集成材フローリングは6帖あたり、約6万円~18万円の費用が必要になってきます。
♯2.無垢材フローリングを使用した場合
無垢材フローリングとは、一枚の板で作られている継ぎ目のないフローリングのことを指しています。
集成材に比べ値段は高価ですが、本物の木が持つあたたかみや重厚感ある雰囲気を味わえることから人気がある木材。
無垢材フローリングは一般的に6帖あたり、約12万円~25万円といわれています。
また、無垢材フローリングは集成材フローリングに比べ踏み心地がよく、調湿性があることから、適度に部屋の水分を吸い取ってくれるので部屋全体を過ごしやすく保ってくれる効果も期待できます。
(2)壁紙リフォーム費用
壁紙の張替えもフローリング同様に、使用するクロスによって金額が大きく変わってきます。
♯1.量産品クロスを使用した場合
マンションや建売等、基本の壁紙は量産型クロスが使用されていることが多くあります。
一般的に量産品クロスを使用した場合には、1㎡辺り約650円~1,200円でリフォームが可能。
価格も安価なため、10年おきくらいの汚れが目立ってきたタイミングで変えるのがおすすめです。
♯2.1000番台クロスを使用した場合
1000番台クロスとは、消臭などの機能性豊かなものから、色や柄が選べるデザイン性のある壁紙のことを指しています。
一般的に1000番台クロスを使用した場合には、1㎡辺り約1,000円~1,700円でリフォームが可能。
量産型に比べて少し値段は上がりますが、お部屋の雰囲気を一変することが出来るのでリフォームやリノベーションの際にも人気の高い壁紙です。
(3)間仕切りを設置する際のリフォーム費用
「子供が成長するにつれて、部屋を2つに分けたい」「在宅勤務になって仕事に集中できるスペースが欲しい」等、暮らしていくうちにライフスタイルは変化しますよね。
そんな時におすすめなのが、間仕切りの設置です。
間仕切りを設置することで、プライバシーを尊重できる暮らしやすい家にリフォームすることが可能に!
間仕切りも種類によって、金額に差がありますので1つずつ詳しく紹介します。
♯1.アコーディオンカーテンを設置する場合
アコーディオンカーテンは、蛇腹のように折りたたみ可能な仕切りのことです。
設置も簡単なことから約5,000~60,000円で設置可能となっていて、サイズや商品によって金額は変わってきます。
使わないときは畳んでおけるため、部屋を分けることも広く使うこともその日の気分や状況によって変えられます。
♯2.パネルドアを設置する場合
パネルドアは折りたたみ式のドアのことで、取り付けが簡単で冷暖房効果のアップも期待できるため人気の間仕切り方法です。
費用は約15,000円から20,000円ほど。
部屋の雰囲気に合わせたデザインも豊富なため、室内全体を統一しながら間仕切りを設置したい場合にもおすすめです。
♯3.壁を設置する場合
しっかりと部屋のプライバシーを守りたい方におすすめなのが、リフォーム・リノベーションで壁を設置する方法。
間仕切り壁を設置する費用は約10万円〜20万円ほどですが、設置場所の大きさや壁紙の種類によって金額が左右します。
また、間仕切り壁を設置した場合は取り外す際にも撤去費用がかかってきます。設置する場合には後々取り外す必要があるのか、将来的な面も予測してからにしましょう。
(4)キッチンのリフォーム費用
キッチンのリフォーム費用は、キッチン全体の交換や場所の移動等によって金額が変わってきます。
それぞれのリフォーム費用を紹介していきます。
♯1.キッチン全体を交換する場合
キッチン全体を交換する場合の費用目安は、約40万円〜150万円です。
キッチン全体を交換するリフォームは、既存のキッチンの撤去代から、新たに取り付ける設置費用まで必要になるのでキッチンのグレードや大きさによって高額になる場合も。
一般的に、壁付けのシステムキッチンは20~75万円から購入可能で、工事費用は20~35万円程度といわれています。
また、キッチンを取り外してから床や壁、水道管等にカビや汚れ、破損が見つかる場合もあります。
配管工事や内装工事が必要になった場合にはその分追加費用がかかりますので注意が必要です。
♯2.コンロのみを交換する場合
キッチンのリフォームを行う際に、一番手軽な価格で出来るリフォーム方法はコンロのみを交換するものです。
キッチンのコンロ交換は、約10万円〜20万円でビルドインタイプ、テーブルタイプ、IHコンロ、ガスコンロによって費用が変わってきます。
ビルダインタイプだと業者に依頼する必要がありますが、テーブルタイプのコンロ交換の場合はガスの線を繋ぐだけですので、自分で行える場合も。
自分で行った時の注意点としては、ガス線からの漏れなど素人目線では気づかない点もありますので点検等を最後にプロに依頼するのがおすすめです。
♯3.キッチンの位置移動を行う場合
キッチンのリフォームを行う際に、一番高額なのがキッチンの位置移動を行うリフォームです。
キッチン自体の場所を変えるリフォームの費用は約100万円〜200万円。
電気配線や排水管工事も伴う大掛かりなリフォームですので、費用と時間が必要になる場合が多いです。
また、物件によっては建物自体の構造の問題によって希望した場所にキッチンを移動できないことも。
特にマンション等の集合住宅では排水管の関係で移動できない場合もありますので事前に建物の構造に詳しいリフォーム会社と相談しておきましょう。
(5)お風呂のリフォーム費用
お風呂のリフォームをお考えの場合は、ユニットバス単体の交換なのか、場所を移動するのかによって金額が変わってきます。
浴槽、給湯器を交換する場合や、ユニットバスを交換する場合等それぞれの費用目安を紹介します。
♯1.浴槽、給湯器を交換する場合
浴槽、給湯器だけを交換する場合のリフォーム費用は、約20万円〜60万円です。
浴槽は一般的なよく見るFRP製(ガラス繊維強化プラスチック)のものだと約16万円ほどで購入できるので、そこに取り外し、取り付け工賃をプラスしてもあまり高額にならずに済みます。
また、古いタイプの給湯器を交換したことで浴室内を広く使用できるケースも。
浴室と給湯器は本体のみなら約10万円〜購入可能です。
給湯器と浴槽をあわせて交換することで、割引が使えたり工賃が少なく済むことも期待できるので一気にリフォームしたほうがお得になるケースもありますよ。
♯2.ユニットバスをまるごと交換する場合
ユニットバスをまるごと交換した際の費用は、約60~100万円です。
ユニットバスは大きく分けて、0.75坪、1坪、1.25坪の種類があります。大きくなるほど費用も高額になり、工事費用も追加されていきます。
また、ユニットバスの内装やグレード、シャワー等の種類、性能によっても金額は左右してきます。
♯3.お風呂の場所を移動する場合
キッチン同様、お風呂のリフォームを行う際に1番高額になるのが、場所の移動を伴うリフォームです。
お風呂の場所を移動する場合のリフォーム費用は約100万円〜200万円。
お風呂、浴室を解体してから工事に取りかかる必要があるので、工事期間も長く、費用も高額になります。
また、建物によっては移動できない場所がありますので事前に不動産会社に相談しておくのがおすすめです。
3.おしゃれな内装リフォームを成功させるポイント
おしゃれな内装リフォームを成功させるためのポイント3選を紹介します。
(1)信頼できるリフォーム会社に依頼しよう
おしゃれな内装にリフォームするためにかかせないポイントの1つめは、信頼できるリフォーム会社に依頼することです。
たくさんのリフォーム会社がある中で、信頼できるリフォーム会社を見分けるためには、その会社の得意分野がなんなのかをしっかり確認しておくことがポイントです。
内装のリフォームを依頼したい場合には、『内装リフォームが得意な会社』を選ぶようにしましょう。
その後のインテリアまで考えて内装のプランを提示してくれる会社や、悩んでいる部分も相談できるような信頼できる会社を選ぶのが大切。
また、リフォームのイメージを掴みやすくするためにその会社の実例を見ておくことも大切です。
FINDでは一軒家からマンション、オフィスまで数々のおしゃれで個性的な内装リフォームを手掛けています。
予算に合わせたリフォーム内容を提案することも可能ですので、内装リフォームでお悩みの方はぜひ1度FINDにご相談ください。
(2)クロスや床材等は実際に触っておこう
おしゃれな内装にリフォームするためにかかせないポイントの2つめは、クロスや床材等を実際触っておくことです。
床材やクロスを張り替えてから「思っていた感触と違った!」とならないように、事前に自分の手で触って、感触を確かめておくようにしましょう。
また、それぞれ材質にはメリット、デメリットがあるので経験豊富な担当者と相談しながらクロスや床材を決めるのがおすすめです。
(3)家全体に統一感をもたせよう
おしゃれな内装にリフォームするためにかかせないポイントの3つめは、家全体に統一感をもたせることです。
色合いはもちろん、カフェ風、南国風、ホテルライクな暮らし等人によって住みやすい家は様々。
あなたのライフスタイルにあった部屋にするために、事前に理想のイメージを固めておくことがポイントです。
また、参考にしたい実例をいくつか見ておくことでふわっとしたイメージが固まりやすくなります。
内装リフォームを行う際には、できるだけ多くの実例を参考にしてみましょう。
4.内装リフォームを考える時期とは?
一般的に内装リフォームは新築から10年経過したくらいが考え始めていい時期、といわれています。
各家庭のメンテナンス状況や、ライフスタイルによってリフォームを必要とする時期は変わりますが、床や壁の汚れ、へこみ、消えない傷が目につくようになってきたら、リフォームの検討を始めるのがおすすめ。
また、毎日使用する水回りは15年ほどで不具合や劣化が見られる場合が多くあります。
壊れてしまってから交換すると、予期せぬ出費で生活が苦しくなってしまうこともありますので、内装は10年、水回りは15年を目安にしてリフォームを検討しておきましょう。
5.おしゃれな内装リフォーム事例5選
内装リフォームを行う際は、リフォーム後の理想の内装をイメージするために、できるだけ多くの実例を参考にしておきましょう。
ここではFINDが施工した内装リフォーム5つ紹介します。
(1)内装上手なリノベーション
築18年の中古マンションを970万円かけて、暮らしを楽しむ住まいにリノベーションした実例です。
すべてを変えるのではなく、設備や状態の良いものは既存をうまく利用しながら、空間を一新するデザインに変更しました。
ポイントは、お家の主役となるキッチンスペース。取り入れたかった室内窓とメトロタイルを採用し、個性的でおしゃれなデザインのキッチンにしました。
また、キッチンのカウンターは造作で、両面に収納を配置することで空間を有効利用し、作業がしやすい高さでデザインしました。
洗面はFINDでも人気の造作洗面を採用。まるでホテルのようなおしゃれな洗面台になっています。
費用 | 970万円 |
築年数 | 18年 |
面積 | 90㎡ |
区分/間取り | 3LDK |
(2)インテリアにこだわった内装リノベーション
新築のマンションを、インテリアにこだわりながら内装をリノベーションした実例です。
全体的に白で統一された室内は、まるで絵本の世界かのようなシンプルだけどおしゃれな空間を演出しています。
タイルや塗装、框組(古いタンスや手造り家具によくある、木材の枠内に板をはめ込んだ構造)の建具など全面的に内装を新しくしました。
印象的な室内窓、気分の上がるWIC、空間を切り取るアーチ型の開口、こだわりの造作家具など隅々までこだわってリノベーションを行った結果、新しい暮らしを彩る住まいを実現しました。
費用 | – |
築年数 | – |
面積 | – |
区分/間取り | – |
(3)どこでも昼寝できる家を目指した内装リノベーション
築33年の中古マンションを、1350万円かけてどこでも昼寝できる住まいにリノベーションした実例です。
細切れだった4LDKを広々とした1LDK+WTCに大胆な間取り変更を行いました。
LDKと廊下は、風が通りぬける回遊性のある間取り構成に変更し、素足が気持ちいいザックリとした木の質感とこだわりの内装材を採用。
和のプロポーションを丁寧に作りこみ、カラーワークや素材を厳選することで大人らしい落ち着きを演出しています。
ポイントは、光の取り込みを計算して作った「様々な居場所」。暮らが豊かな空間になるよう各部屋に知恵と工夫で考え抜かれた、ぬくもりある空間が完成しました。
費用 | 1350万円 |
築年数 | 33年 |
面積 | 88㎡ |
区分/間取り | RC造/1LDK+WTC |
(4)「暮らしやすく」にこだわった内装
中古住宅を内容やボリュームを考えて、建て替えではなくリノベーションを選択し、暮らしやすさにこだわった住まいにした実例です。
ポイントは、間取りを大きく変更し作り上げた回遊性のある空間。
収納計画や家事導線を考え抜いて、暮らしに寄り添った住まいを実現しました。
また、LDKの主役となるキッチンにはパントリーを併設し、水周りは遊び心あふれる仕上げに。FINDでも人気のあるラーチ本棚には、ワークスペースも配置されています。
各部屋にこだわり満載の毎日が楽しくなる住まいが完成しました。
費用 | – |
築年数 | – |
面積 | 137㎡ |
区分/間取り | 木造/3LDK+WIC+SIC |
(5)木の風合いを活かした温かみのある住まい
築50年の中古住宅を2230万円かけて、木の風合いを活かした温かみのある住まいへとリノベーションした実例です。
今回の工事内容は、建物の老朽化とライフスタイルの変化に伴い、屋根と柱のみを活かしたスケルトンリフォーム。
ホームパーティをすることも多いという施工主様のライフスタイルに合わせて、お客様が大勢きても対応できるように、リビングの入り口には壁内に収納可能なオリジナル建具を採用しました。
大きなガラス建具は、玄関からリビングまで視線が通る印象的な空間を作り出しています。
壁面は塗装仕上げを採用し、床には幅広のヨーロピアンオークの無垢材を使用。
無垢材をうまく使用することで、木そのものの風合いを活かした温かみのある空間を演出しています。
ご家族はもちろん、ご親戚やお友達など、大切な人達と一緒にくつろぎの時間を過ごすことができる理想の住まいが完成しました。
費用 | 2230万円 |
築年数 | 50年 |
面積 | – |
区分/間取り | 木造/3LDK+WIC |
6.内装リフォームを行う際に確認しておきたいこと
内装リフォームを行う際には、以下のことに注意しましょう。
- 使える補助金制度の確認
- 家の耐久性の確認
- 工事期間の過ごし方
内装リフォームを行う際は、一緒に耐震工事等をすると国や自治体の補助金を活用できる場合もあります。
知らなくて損することがないように、事前にお住まいの市役所等にリフォーム内容を伝えて問い合わせておきましょう。
また、築年数が経過している場合には、家の耐久性にも注意が必要です。
リフォームを行った後に長く暮らすことができるよう家の状態をしっかり判断してくれる、信頼できるプロに頼むことが重要になってきます。
リフォーム内容によっては工事期間が長くなる場合もありますので、工事期間にどのように過ごすのかを事前に決めておくことも大切。
家の耐久性から、リフォーム内容、費用の相談までFINDはでは一括して対応可能ですので、お気軽にご相談くださいね。
おしゃれな内装リフォームならFINDにお任せ!
FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで一括して行う不動産会社です。
本記事で紹介しているおしゃれな内装リフォームの実例は全てFINDが手掛けています。
株式会社FINDでは多くの内装リフォームの実績があり、2022年には『グッドリフォームコンテスト』のグランプリを受賞しています。
多数メディアにも実例を取り上げていただいたりと実績と信頼に自信がありますので、内装リフォームでお困りの際にはお気軽にご相談ください。
また、公式サイトではリノベーションの施工事例を3Dで体感できるオンラインショールームを開設しました。
新型コロナウイルスの影響によってなかなか内見に行くことができない方も、遠方からでもFINDの実例を詳しく見たい、という方にもおすすめです。
気になった方は、ぜひ1度FIND公式サイトを覗いてみてくださいね。
ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者