COLUMNコラム
- 2021.11.02
- マンションリノベーション
マンションの間取り変更リノベーション事例10選│事前の確認事項は?
中古マンションをお好みの空間に変えたいときは、ぜひ間取り変更リノベーションを検討してみることがおすすめです。住む人に合わせた間取りに変えることで、より暮らしやすい住まいが手に入ります。マンションは一戸建てと比べて工事が難しいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、条件が合えば幅広い要望を実現することができます。ただ、マンションによっては工事内容に制限が出てしまうため、事前にいくつかのポイントを確認しておくことが大切です。今回は、マンションの間取り変更で実現できることや、素敵な施工事例10選、事前に調べておきたいポイントなどをご紹介します。
目次
マンションの間取り変更で実現できること
リビングの拡大
リビングは、家族が集まる大切な場所のひとつです。広さや雰囲気などにこだわりたい方も多いのではないでしょうか。間取り変更のリノベーションでは、壁を取り除いて2つの部屋をつなげることで、開放感があるリビングにできます。家族全員が広々とくつろげる開放的な空間に変えられることが魅力です。
子供部屋の増設
引っ越しから年月が経ち、家族が増えると、子供部屋が足りなくなることがあります。兄弟や姉妹の成長に伴って部屋が狭いと感じるようになり、子供が別々の部屋を欲しがることもあるでしょう。そういった場合は、間取り変更で子供部屋を増設することで、子供たちの要望に応えられます。子供たちが独り立ちして夫婦のみの生活に戻ったら、再び間取り変更して2人暮らしに適した間取りへ変えることも可能です。家族構成に応じた空間づくりが可能な点も、間取り変更リノベーションの強みといえます。
収納スペースの追加
間取り変更により、部屋の1つをウォークインクローゼットに改装することもできます。ウォークインクローゼットとは、人が中に入れるほどの広さがある収納スペースのことです。衣服や雑貨をまとめて収納できるうえ、スーツケースなどの大物の荷物も置けます。
在宅勤務をするワークスペースの確保
新型コロナウイルス感染症の拡大やライフスタイルの変化で働き方が多様化し、自宅で仕事をする人も多くなっています。間取りを変更することで仕事に集中できる個室や書斎を確保することができます。近年は、LDKに隣接しているワークスペースで、遮音の問題なども解決することも可能です。
マンションの間取り変更リノベーションの事例
リノベーション事例1
築22年、91 ㎡のマンションのリフォームです。4つの居室とLDKのある間取りから、2SLDK+WIC(ウォークインクローゼット)に変更。広々としたリビングダイニングキッチンが誕生しました。こだわりの小上がりスペースもポイント。施工費用は1200万円です。
リノベーション事例2
築年数17 年、面積73 ㎡のマンションを、1000 万円で全面リノベーションした施工事例です。和室の部分までリビングを広げ、2LDK+SIK(シューズインクローゼット)の間取りに変更しました。洗練された対面キッチンに、ヘリンボーンの床がおしゃれです。
リノベーション事例3
お部屋探しからワンストップでお手伝いさせていただいたマンションリフォーム事例です。築18年、面積83 ㎡のマンションを、900万円でリノベーションしました。壁一面に収納スペースを設けることで、明るく広々とした空間を実現。現在は2LDKですが、将来はお部屋を分けて子供部屋を増設することも可能です。
リノベーション事例4
大きなバルコニーからの見晴らしを楽しめる、築24年、面積77 ㎡のマンションです。1530万円で1LDK+WTC(ウォークスルークローゼット)の間取りにリノベーションしました。ウォークスルークローゼットとは、2つの出入り口が設けられた収納スペースのことです。こちらの事例では、お部屋の中心にウォークスルークローゼットを設置することで、家事動線の良い間取りを実現しています。
リノベーション事例5
面積80 ㎡、築37 年のマンションを1400万円でリノベしました。2LDKのお部屋の中は、間仕切りや開閉壁などでゆるやかに区切られています。家のどこにいても、家族のことを感じやすい空間が魅力です。滑り台やハンモックといった、遊び心のあるインテリアもおしゃれ。
リノベーション事例6
築33年、88㎡の4LDKマンションを、1LDK+WTCの間取りに変更しました。費用は1350 万円です。一つひとつの部屋が大きくなり、風と光が隅々まで行き渡るような明るい家に生まれ変わりました。木のあたたかみを感じられる床や天井、落ち着いた雰囲気の小上がりなど、ゆっくりとくつろげる工夫が随所に施されています。
リノベーション事例7
面積85 ㎡、築年数53 年のマンションを850万円でリノベーション。1LDK+WICの、おしゃれな空間が誕生しました。お部屋の一角に大きな収納スペースを設けることで、主寝室とリビングダイニングに置く物が少なく、すっきりと見せられます。部屋ごとに異なる床材で、空間に変化をつけているのもポイントです。
リノベーション事例8
95 ㎡、築13 年のマンションを、1600 万円でリノベーションした事例です。2LDK+WIC+SICと、便利な収納スペースも設けられています。リビングダイニングに隣接した洋室の壁を撤去し、空間を大きく広げているのが特徴です。
リノベーション事例9
築16 年、75 ㎡のマンションを、2LDK+WICにリノベーション。既存のキッチンを壁付けにし、洋室のスペースを減らすことで、リビングダイニングの空間が広がりました。キッチンの面材とリビングの床材は、どちらも上品なチーク材を使用。統一感のある空間づくりが叶いました。
リノベーション事例10
ワンストップリノベーションにより、67㎡、築29年のマンションが、1LDK+WICの間取りに変わりました。リフォーム費用は890 万円です。リビングと洋室の間仕切りは背板のないブックシェルフ。どちらの部屋からもスムーズに本を取り出せます。
マンションの間取り変更を行うときの確認ポイント
部屋の建築構造
マンションの構造は大きく分けて2通りあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
ラーメン構造
ラーメン構造とは、柱や梁で骨格を形成し、建物を支えている構造を指します。不要な壁を取り除いても影響がなく、部屋の間取りを自由に変更しやすい点が特徴です。
壁式構造
壁式構造は、耐力壁と呼ばれる壁を用いて建物を支えている構造です。部屋の中に取り除けない壁が存在することから、間取り変更できる範囲が限定されるケースが多く見られます。ただし、建物の構造に影響しない壁は変更可能です。
リノベーション可能な範囲
マンションには専有部分と共用部分があります。専有部分には、床、壁、部屋の内部にあるドアなどが含まれます。マンションでリノベーションができるのは専有部分のみと考えておきましょう。
共用部分は、玄関のドア、インターホン、窓、バルコニーなどです。リノベーションは原則不可とされます。部屋にある一部の設備も共用部分に分類されているため注意しましょう。
マンションの管理規約
管理規約とは、マンションでの暮らしを快適に過ごすために管理組合が定めたルールのことです。内容はマンションによって異なるため、マンションを選ぶ前に一度目を通しておきましょう。
管理規約には、リノベーションに関するルールも記載されています。水回り設備の移動不可、フローリングへの変更禁止など、共用部分以外に関する禁止事項が決められているケースもあるため、よく読んで確かめておくことがおすすめです。
マンションの間取り変更リノベーションをするならFINDへ
マンションでの生活を理想に近づけるなら、間取り変更リノベーションをすることがおすすめです。物件の構造によっては自由度の高い工事も可能なため、まずはリフォーム会社へ相談してみましょう。FINDでは、これまで多くのマンションリノベを手がけてきた実績があります。詳細が気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者