COLUMNコラム
- 2023.10.11
- マンションリノベーション
中古マンションを購入する際の注意点14点!資金計画や築年数も解説
「中古マンションを選ぶ時の注意点とは?」
「中古マンションを購入するときは、どこを見たらいいの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
本記事では中古マンションを購入する資金計画を立てる際から、購入した場合までの注意点をそれぞれ詳しく解説していきます。
また、中古マンション探しの際の、不動産会社を選ぶ注意点も紹介。
これから中古マンションの購入をお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1.中古マンションの資金計画を立てる際の注意点4点
中古マンションを選ぶ際には、まず資金計画を立てることが重要です。
中古マンションの資金計画を立てる注意点は以下の通りです。
・高すぎるローン返済にならないよう注意 ・中古マンション購入時にかかる初期費用に注意 ・マンションの維持費に注意 ・将来のライフイベントに注意 |
順に説明していきます。
(1)高すぎるローン返済にならないよう注意
中古マンションの資金計画を立てる際には、世帯年収からマンション購入価格の目安を考えて年収の6倍程度に抑えるようにするのがおすすめです。
一般的な年収別のマンション購入価格の目安は以下のようになっています。
世帯年収 | 目安のマンション購入価格 |
---|---|
400万 | 2,400万 |
500万 | 3,000万 |
600万 | 3,600万 |
700万 | 4,200万 |
800万 | 4,800万 |
上記の表はあくまで参考ですが、世帯年収と比較して高すぎるローン返済にならないように注意しておきましょう。
また、中古マンションの購入では月々のローン返済額に加えて管理費・修繕積立金も必要になるため、ローン返済額以外の費用も考慮して資産計画を立てるようにしましょう。
(2)中古マンション購入時にかかる初期費用に注意
資金計画を立てる際には、中古マンション購入時にかかる初期費用についても注意しておきましょう。
一般的な中古マンション購入時にかかる初期費用は以下のものがあります。
・印紙税 ・登記費用 ・司法書士依頼費用 ・管理費・修繕積立金 ・申込証拠金 ・仲介手数料 ・引越し ・家具購入費用 |
中古マンションの購入時にかかる初期費用は物件購入金額の5~8%程度が一般的な相場価格です。
そのため、2,500万円の中古マンションを購入した場合は125万円~200万円程度の諸費用が必要になりますので注意しておきましょう。
また、中古マンション購入後には、不動産取得税や管理費・修繕費を納める必要があります。
不動産取得税は、『土地や家屋の購入、贈与、家屋の建築などで不動産を取得したときに、取得した方に対して課税される税金』。
中古マンションを購入する際には、初期費用はもちろん購入後に必要になるお金まで計算して余裕のある資金計画を立てておきましょう。
(3)マンションの維持費に注意
中古マンション購入のための資産計画を立てる際には、マンションの維持に必要となる『固定資産税・管理費・修繕積立金』にも注意しておきましょう。
一般的な相場は、管理費が月々15,000〜20,000円、修繕積立金は月々10,000~15,000円となっています。
物件によって金額は様々で、住んでから物件の修繕状況によって修繕積立金が値上がりすることも少なくありません。
また、固定資産税は年間10~30万円程度が相場。
物件の広さや築年数によっても固定資産税は変わってきますので、購入前には一度金額を確かめておくのがおすすめです。
(4)将来のライフイベントに注意
中古マンションの資金計画を立てる際には、結婚や出産、子供の教育資金や老後に必要になるお金などを考慮して資産計画を立てるようにしましょう。
中古マンションの購入は、ライフイベントの中でも大きな買い物のひとつ。
そのため、中古マンション購入の資金計画では将来のライフプランを考えた上で購入のタイミングや毎月返済できる額、貯めておきたい資金などを最初に考え計画しておきましょう。
また、一概にライフプランといっても人それぞれ違うため、どこから資産計画を立てればいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
その際には、お金のプロであるFPに資産計画を立ててもらうのもおすすめ。
FINDでは専属のFPが在籍しているため、お客様一人ひとりに合わせたライフプランの作成が可能です。
FINDを利用していただく方には無料で資産計画サービスを行なっていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
2.中古マンションを選ぶ際の注意点6点
中古マンションを選ぶ際には、以下のことに注意しておきましょう。
・物件の資産価値に注意 ・相場価格に注意 ・中古マンションの管理状態に注意 ・リフォーム履歴に注意 ・中古マンション購入の流れに注意 ・耐震基準に注意 |
順に説明します。
(1)物件の資産価値に注意
中古マンションを選ぶ際には、物件の資産価値に注意しましょう。
購入時には売却を考えていなくても、資産としての価値があるかを知ることは重要なポイントです。
資産価値が落ちにくいマンションの特徴は以下の3つ。
・好立地・人気のある場所に建っている ・その地域の需要の高い間取り ・日当たりがいい |
その地域の需要の高い間取りを調べる際には、担当者にそれとなく聞いたり、周辺のマンションにファミリー層が多いのか、単身者向け物件が多いのかなどを見ておくのがおすすめ。
もしも売却することになった際に、負債だけが残らないよう資産価値についても考えておきましょう。
(2)相場価格に注意
中古マンションを探す際は、住みたい地域・物件の相場価格を把握しておくようにしましょう。
特に、相場価格から極端に安い場合は何かしらの瑕疵があることも考えられます。
逆に明らかに相場価格より高い場合には、値下げ交渉ができないか担当者に確認してみるのもおすすめ。
近隣の相場価格と比較しながら、損をすることがないよう慎重に交渉をしていきましょう。
中古マンションの相場価格は多くの不動産サイトで簡単に見ることができます。
中古マンションは売れるのも早く、新しい物件が売りにだされるのも早いので、なるべくこまめにサイトを確認しておくのがおすすめです。
(3)中古マンションの管理状態に注意
中古マンションを選ぶ際には、マンションの管理状態にも注意しておきましょう。
中古マンションは管理状態の良さはマンションの価値を上げたり、適切に管理することでマンション自体の寿命を伸ばすことにも繋がるため、とても重要なポイントです。
特に、エントランスが綺麗に保たれているか、修繕は計画通りに行われているかなどを確認しておくようにしましょう。
管理状態のいい中古マンションを選ぶことで、住んだ後もマンションの価値が下がりにくく安心して暮らせることが期待できます。
(4)リフォーム履歴に注意
中古マンションを選ぶ際には、リフォーム履歴に注意が必要です。
築年数が経過しているのに、リフォームされていない場所が多い場合は今後リフォームが必要になるケースも多く、中古マンション購入後に思わぬ出費がかさんでしまうケースも。
特にキッチンやトイレなど水回りは配管の状況が分かりにくい場所でもありますので、点検や管理状況についても合わせて確認しておくと安心です。
(5)中古マンション購入の流れに注意
中古マンションの購入時には、どのような流れで契約を進めていくのか事前に確認しておくようにしましょう。
中古マンション購入の全体の流れを知ることで、無駄なく効率的に動くことができ後からの後悔を減らすことが期待できます。
一般的な中古マンション購入の流れは以下の通りです。
・資金計画と予算を決める ・物件選び ・物件の内覧(最低でも2〜3件) ・購入申し込み ・住宅ローンの事前審査 ・売買契約 ・住宅ローンの本申し込み ・決済 ・引き渡し |
中古マンション探しでは、購入まで早くても2〜3ヶ月、長い場合は1年以上かかることもあります。
物件の内見は最低でも2〜3件見ておくことで、比較対象ができ良し悪しを客観的に確認することが期待できます。
あまり時間をかけずにすぐ物件を見つけたい、という方も多いですが一生に一度の大きな買い物である物件購入。焦らずじっくり吟味して決めるのがおすすめです。
(6)耐震基準に注意
中古マンションを選ぶ際には、耐震基準に注意しておきましょう。
実は、中古マンションには現在『新耐震基準』と『旧耐震基準』の2つがあります。
2つの基準の違いは以下の通りです。
・新耐震基準:震度6強~7程度の揺れでも家屋が倒壊・崩壊しないことが条件(1981年6月1日以降に建築され建物に適用) ・旧耐震基準:震度5強程度の地震に対して、家屋が倒壊、崩壊しないことが条件(1981年5月31日までに建築確認を行った建物に適用) |
築年数が経過している物件では、旧耐震基準のままのものもあるため事前に確認しておくのがおすすめです。
3.中古マンション購入時の注意点2点
中古マンション購入時には重要な書類をいくつも読む必要があります。
普段知らない単語が出てくることも多く、難しいイメージがある方も多いのではないでしょうか。
中古マンションを購入する際に、特に重要なポイントは以下の2つ。
・重要事項説明書に注意 ・中古マンション購入時の手付金に注意 |
順に説明します。
(1)重要事項説明書に注意
中古マンションの購入など不動産の売買契約を締結する場合は、売り主は重要事項説明書を書面で交付し、説明することが法律で定められています。
国土交通省では『重要事項説明・書面交付制度の概要』をHPで公開しています。
重要事項説明書は、ただ聞くだけではなく購入に対する意思を決定するその名の通り重要な書類になっていますので、聞き逃さないように注意しておきましょう。
中古マンションの場合、重要事項説明書に記載される事項は以下の通りです。
・物件や取引条件に関する事項 ・マンションの専有部分や共有部分に関する定め ・管理費用 ・共益費について ・マンション管理の委託先など |
また、中古マンションにリフォームの制限などがある場合もここで説明されますのでリフォーム予定がある方はしっかり確認しておきましょう。
難しい言葉が並んでいて、分からないことも多い重要事項説明書ですが、疑問はそのままにせず積極的に質問して解決しておきましょう。
(2)中古マンション購入時の手付金に注意
中古マンション購入時には、手付金を支払う必要があります。
手付金とは、売主側に物件を購入する意思を示すために支払う費用で、一般的な相場価格は物件の5~10%程度となっています。
手付金は、購入者が契約を一方的にキャンセルしたら放棄し、売主がキャンセルしたら手付金の倍額を支払う義務があります。
また、手付金契約の際には『住宅購入の残代金の支払い時に、売買代金の一部に充当する』と定められるケースが多いのでよく確認しておきましょう。
4.不動産会社を選ぶ際の注意点2点
数多くある不動産会社、どこの会社にしたらいいのか悩んでいる際には以下の注意点を参考にしてみてください。
不動産会社を選ぶ際の注意点は以下の2つ。
・住みたいエリアの不動産会社を選ぶ ・レスポンスが早い担当者を選ぶ |
順に説明します。
(1)住みたいエリアの不動産会社を選ぶ
不動産会社選びでは、その地域の情報に詳しい住みたいエリアの不動産会社を選ぶのがおすすめです。
土地勘のない担当者を選んでしまうと、教えて欲しい情報が分からず後悔してしまうこともあるので注意しておきましょう。
住みたいエリアの不動産会社を選ぶことで、近隣施設の情報や、住みたいマンションの住人についてなどを教えてもらえることもあります。
子育て世帯が多い、単身者が多い地域など人それぞれ場所によって過ごしやすさも変わってきますので不動産会社選びに悩んだ際にはそのエリアの不動産会社を探してみてください。
(2)レスポンスが早い担当者を選ぶ
不動産会社選びではレスポンスの早い担当者を選ぶのがおすすめです。
中古マンションを探す上で、内見に行きたい物件などを選んだ際にすぐに案内してくれるか、買主側の都合に寄り添ってくれるかなどは重要なポイント。
中古マンションは入れ替わりが激しいため、すぐに売れてしまう物件も多く行動力がある担当者を選ぶようにするとスムーズな物件探しが期待できます。
また、物件の良い部分だけではなく、デメリットも正直に教えてくれる担当者を選ぶことで中古マンション購入後の後悔を減らすことにも繋がります。
5.好みの中古マンションに出会えない際には・・・
好みの中古マンションが見つからない場合は、購入後自分好みにリノベーションする方法もあります。
最近のリノベーションではホテルライクや和モダンなど自分好みのこだわりのある空間に変えることもでき、安く中古マンションを購入してリノベーションにお金をかける人も増えてきています。
FINDでは中古マンションの購入からリノベーションまでをワンストップで提供する『ワンストップリノベーションサービス』を行っています。
ワンストップリノベーションでは、不動産会社とリノベーション会社を周る必要がなく、1社で完結するのが魅力のひとつです。
中古マンション探しの際にプロの目線を入れることによって、物件の良し悪しを客観的に判断することもできますのでぜひ理想の中古マンションが見つからない方は検討してみてください。
中古マンション探しならFIND
FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。
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ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト