「中古マンションの購入時、値下げ交渉はしてもいいの？」
「どのくらい値下げしてくれるんだろう？」

そんな疑問をお持ちではありませんか？

本記事では中古マンションを購入する際の値下げ交渉術からタイミングまで詳しく紹介していきます。

また、値下げ交渉を成功させるためのポイントも解説。

これから中古マンションを購入される方はぜひ参考にしてみてください。

中古マンション探しを行うにあたって、「中古マンションは値下げしてもらえるの？」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか？

実は中古マンションには『定価』がなく個人売主の場合もあることから、値下げ交渉をして値段を下げてもらうことができるケースが多くあります。

中古マンションの価格は、一般的に近隣の同じ間取りや築年数の物件を参考にしながら売主が決めている場合がほとんどです。

そのため、売主が個人の場合は住み替えやすぐに売って現金にしたいと考えているケースも多く、値下げしてもらいやすい傾向にあります。

また、不動産会社などの法人が売主の場合は、売り出してから長く買手が見つかっていない物件が狙い目。

売りに出してから3ヶ月以上経過している場合は、値下げに応じてもらえることもあるのでこまめに物件サイトをチェックしておきましょう。

中古マンションの立地や築年数、購入する時期によっても値下げをしてもらえる額や条件は変わってきますので、本記事で紹介しているポイントをぜひ参考にしてみてください。

中古マンションを値下げしてもらうタイミングは『購入の申し込みをするとき』が一般的です。

値下げ交渉の流れは以下の通りです。

①目星の中古マンションを見つけたら内見に行く ②条件や設備、立地などを見て気に入った物件の購入の意思を不動産会社に伝える ③購入申し込みをする際に「これくらいまで値下げしてもらえたら購入したい」と営業担当に値下げ交渉をお願いする

中古マンションの値下げ交渉をする際には、物件を購入する意思があることを最初に示しておくことが重要です。

「値下げしてもらったけど、やっぱり買うのをやめた」ということがあっては、不動産会社や売主との信頼関係が崩れてしまうことも。

実際に売主と価格交渉をするのは営業担当者になるので、不動産会社を選ぶ際には担当者の交渉力や、買主の意見を取り入れてくれるのか、話しやすさなども含めて見ておくと安心です。

物件や条件によっても中古マンションを値下げしてもらえる相場価格は変わってきますが、基本的には高くても物件の1割程度が限度です。

例えば、1,200万円の中古マンションなら最高で120万円くらいまでの値下げ交渉が期待できます。

もちろん、時期や条件によっては値下げを受け入れてもらえない場合もあるので、注意しておきましょう。

一方で、価格が5,000万円を超える中古マンションの場合は値下げ額が物件価格の5%引きくらいになる傾向にあります。

理由として、物件価格が高ければ高いほど、値下げする金額が高くなり、売主の負担が大きくなってしまうことが考えられます。

5,000万円以上を超える中古マンションの場合は、高すぎる値下げ交渉はうまくいかない場合がありますので、最大でも5%程度の交渉にしておくようにしましょう。

また、2,980万円や3,880万円など端数のある物件の場合は、2,900万円や3,800万円などキリのいい数字まで値下げしてくれるケースも多くみられます。

端数捨ての値引きは売主側も想定しているケースが多いため、もし値下げ交渉に悩んだ際には端数切りを提案してみるのもおすすめです。

中古マンションの値下げ交渉を成功させるためのポイント7選は以下の通りです。

・近隣の相場価格を確認しておく ・住宅ローンの仮審査は済ませておく ・購入時期に注意 ・売主と不動産会社との信頼関係を構築する ・値下げしてもらいたい理由を明確にする ・物件売却についての理由を把握 ・信頼できる不動産会社に依頼する

順に説明します。

中古マンションの値下げ交渉をする際には、近隣で同じような築年数・間取り物件などを見てある程度の相場価格を確認しておくようにしましょう。

近隣の相場価格を知っておくことで価格交渉の材料にもなり、相場価格より高い場合は引き合いに出すこともできます。

相場価格よりも欲しい中古マンションが安い場合は、値下げ交渉が厳しいケースもありますので注意しておきましょう。

中古マンションの値下げ交渉をする際には、住宅ローンの仮審査を済ませておき、いつでも購入できる状態でいるのがポイントです。

いくらまでの物件なら住宅ローンが通るのか、

住宅ローンの仮審査を済ませてから値下げ交渉を行うことで、買う意思をより相手に伝えることができます。

また、住宅ローンの仮審査は1〜2週間かかるため、早めに審査を通しておくようにしましょう。

中古マンションの値下げ交渉を考えている際は、購入時期に注意しておくのがポイントです。

一般的に、春と秋は入学・進学や人事異動などがあるため物件が多く出やすく、購入者も多い傾向にあります。

そのため、物件購入希望者が多いと値下げに応じてもらえない場合もあり、特に予算以上の物件を値下げ交渉して購入したい方は購入時期に注意しておきましょう。

また、夏や冬は比較的に競争率が低くなり値下げ交渉にも応じてもらいやすい傾向に。

特におすすめなのは6〜7月の春に売るはずだったのに売れ残ってしまった物件や、12月に長く売りに出しているけど、売れていない物件などです。

年内に売り切りたいと考える売主も多いためお得に中古マンションを買いたい方や、時間に余裕のある方は参考にしてみるのといいかもしれませんよ。

中古マンションの値下げ交渉をする際は、売主や不動産会社との信頼関係を大切にしましょう。

もちろん、値下げ交渉をせず中古マンションを購入する際にも信頼関係は重要ですが、特に値下げ交渉をして購入する場合はお互いが不利益にならないためにも慎重に本当に欲しい物件のみ値下げ交渉することが大切です。

せっかく値下げ交渉に応じても、購入してもらえなければ売主・不動産会社ともに利益にならず、その後他の物件を紹介してもらうことになっても次は値下げ交渉をしずらくなってしまうことも。

お互いが無駄な時間になってしまわないためにも、あいまいな態度や横柄な態度はとらないようにするのがポイントです。

また、値下げ交渉する際には、あくまで対等な関係を意識し、節度のある言動・値下げしてもらったら購入する意思を見せるようにしておきましょう。

特に無謀すぎる値下げ要求は冷やかし客と思われてしまうこともあるため、注意が必要です。

中古マンションの値下げをお願いする場合は、なぜ値下げして欲しいのか、なるべく明確な理由があるとより交渉をスムーズに勧められます。

例えば、「予算的にこのくらいだと購入できる」「この部分のリフォームをしたいので、その分値下げしてもらいたい」などの理由があるといいでしょう。

また、リフォーム分の値下げを要求する場合には内見時に写真などを撮影しておき、劣化部分などを交渉材料にするのがおすすめです。

中古マンションの値下げ交渉をする際には、売主がどうして物件を売却したのか、理由を聞いておくのがポイントです。

例えば、「転勤のため急いで売りに出した」「離婚することになり、財産分与のため早く現金化したい」などの理由がある売主は、物件を早く売ってしまいたいと考えている人も多く値下げ交渉にも応じてくれやすい傾向にあります。

また、中古物件の取引では3ヶ月がひとつのくくりになっています。

売主は多くの場合3ヶ月間の媒介契約を仲介業者と結んでいるため、契約更新や仲介業者を変える際に価格の見直しを提案されることがあるケースも少なくないためです。

売りに出してから3ヶ月以上経過している物件は値下げに応じてもらいやすい傾向にあるため、値下げ交渉の余地のある狙い目の物件として参考にしてみてください。

中古マンションの値下げ交渉をする際には、信頼できる不動産会社に依頼するのがポイントです。

中古マンションの値下げ交渉は、主に不動産会社の担当者が行うため担当者の交渉力が重要になってきます。

そのため、買主の希望や思いを聞き入れつつ、うまく交渉してくれるような信頼できる不動産会社・担当者に依頼するようにしましょう。

また、どの不動産会社に依頼するか悩んでいる方は、何件か不動産会社を回って対応の違いを確認してみるのもおすすめです。

中古マンションの値下げ交渉では、繁忙期や相場価格との兼ね合いで値下げを断られてしまうケースもあります。

中古マンションの値下げ交渉をお考えの方は、以下2つケースに当てはまっていないか確認しておきましょう。

2月〜3月など、新生活に向けて住宅購入者が多い時期は、中古マンションの値下げをお願いしても他の希望者が売値で購入する可能性が高いため、断られてしまうケースもあります。

また、繁忙期などはすぐに売れてしまうことも多く値引き交渉が長引くと希望の物件を購入できない可能性も高くなります。

人気のある中古マンションはすぐに売り切れてしまうこともありますので、不動産会社の担当者とも相談しながら値下げしてもらえる余地はあるのか確認しておきましょう。

一般的に、多くの中古マンションでは値下げも想定した価格で売りに出されていることがほとんどです。

そのため値下げ交渉に応じてくれる物件も多くありますが、中には値下げを想定せず早く売りたいなどの理由から相場より低価格で売りに出しているケースも。

周辺の同じような中古マンションに比べ価格が安く設定されている場合は、値下げを断られてしまうこともあるので注意しておきましょう。

また、値引き交渉ができそうな物件なのかは、担当営業者の話や周辺の相場価格を参考にしてみるのがおすすめです。

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