COLUMNコラム
- 2022.12.09
- マンションリノベーション
タワーマンションのリフォーム費用や注意点は?3つの実例も紹介
「憧れのタワーマンション、リフォームしてより快適に暮らしたい!」
「タワーマンションのリフォームはどこまで出来るの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
本記事ではタワーマンションのリフォーム可能部分から、注意点まで詳しく解説していきます。
また、タワーマンションをリフォームするメリット3選やおすすめのマンションリフォーム実例3選も紹介!
これからタワーマンションのリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1.タワーマンションリフォームはどこまで出来る?
明確な定義はありませんが、一般的に20階以上のマンションのことをタワーマンションと呼ぶことが多いです。
タワーマンションは『専有部分』と『共用部分』があり、リフォームできる場所が限られています。
自分好みの室内にリフォームをして、快適な暮らしをするためにもタワーマンションのリフォームできる部分を事前に把握しておきましましょう。
(1)専有部分のみリフォームが可能
タワーマンションの中で、リフォームができる箇所は居室内の『専有部分』のみです。
マンションの管理規約によってもリフォーム可能内容は変わってきますが、主に室内のクロス、床、キッチン、浴室、トイレ等は全てリフォームすることができます。
床材は防音設備等の観点から規約がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
また、マンションでリフォームできない『共用部分』となってしまうことが多いのが窓やバルコニー、玄関ドアです。
共用部分になってしまうと勝手にリフォームすることはできませんので、管理規約を確認しておくのがポイント。
各タワーマンションごとに管理規約に違いがあるので、場所によってはリフォームできる部分が多いこともありますよ。
(2)間取り変更も出来る
タワーマンションの構造からして多くの場合、間取り変更を取り入れたリフォームが可能です。
マンションは主に『ラーメン構造』『壁式構造』の2つで形成されていて、ほとんどのタワーマンションはラーメン構造に分類されます。
ラーメン構造とは高層のマンションに多く使われる建築方式で、頑丈な床・柱・梁がしっかりと建物を支えてくれるシンプルな構造が特徴です。
タワーマンションの構造では柱と柱の間隔が広くとれることから、広々した間仕切り壁の無い開放感ある部屋作りが可能に。
一方、低層階のマンションでは壁式構造が使用されることが多く、住戸内に構造を支える壁(耐力壁)を使用していることからリフォームに制限のかかる場合もあります。
また、いくらラーメン構造だからといってもマンションの管理規約によって間取り変更が制限されていることもありますので注意しておきましょう。
2.タワーマンションリフォームの費用相場
タワーマンションをフルリフォームする際は、リフォームの相場を事前に知っておきましょう。
見積もりを請求したときに適正価格なのかを判断する目安になりますよ。
(1)タワーマンションフルリフォームの相場
タワーマンションをフルリフォームした際の相場価格は以下のようになっています。
全面リフォーム | 約700万円〜1500万円 |
スケルトンリフォーム | 約900万円~1800万円 |
タワーマンションの全面リフォーム費用は、内装から水回りまで全部屋リフォームした場合の価格です。
一方、スケルトンリフォームにする場合は全てを一度取り外して柱等だけのまっさらな状態からリフォームを行った場合の費用目安になっています。
さらに、床材やキッチン、トイレ等を入れ替える場合は廃棄費用も必要になりますので注意しましょう。
全面リフォームやスケルトンリフォームを行うことで、家の雰囲気を一新できまるで新築のようなタワーマンション暮らしが可能になります。
FINDは不動産物件探しからリフォームまで、ワンストップで提供可能なリノベーション会社です。
フルリフォームをして理想のタワーマンションに暮らしたい人は、ぜひ実績豊富なFINDにおまかせください。
(2)施工場所別リフォーム費用相場
タワーマンションを施工場所別にリフォームする際の費用目安は以下のようになっています。
キッチン | 約50万円〜120万円 |
浴室 | 約60万円〜120万円 |
トイレ | 約14万円〜32万円 |
洗面台 | 約20万円〜80万円 |
リビング | 約60万円~120万円 |
寝室 | 約40万円〜65万円 |
玄関 | 約10万円〜20万円 |
和室 | 約30万円〜40万円 |
廊下 | 約20万円〜30万円 |
洋室 | 約30万円〜40万円 |
収納 | 約30万円〜40万円 |
キッチンや浴室、トイレ等の水回りリフォームで元々の場所から移動を伴う工事の場合は、配管工事代が上記の価格に追加で加算されるケースも。
マンションの水回りは、配管をどこまで動かせるのか物件によって差がありますので場所を変えたい場合は事前にリノベーション会社に調べてもらうのがおすすめです。
また、施工場所を絞ってリフォームしたい場合は、新しくなっている場所と元々の室内の差が不自然にならないよう調整しながらリフォームを行うと家全体がまとまりやすい傾向にあります。
3.タワーマンションリフォームの注意点
タワーマンションのリフォームをする際には、事前に確認しておきたい注意点がありますので目を通してみてください。
すぐにリフォームをしない方でも、知っておくことで今後のリフォームに役立つ場合も。
タワーマンションリフォームの注意点は以下の3つです。
(1)マンションの管理規約を確認しておく
上記でも説明しましたが、マンションには必ず『管理規約』が存在します。
管理規約とは、国土交通省が作成したマンション標準管理規約を元にマンションの管理組合が定めているルールのことです。
管理規約では主に共用部分の使用方法や管理、災害時の対応について等が記載されてる場合が多くマンションで快適な生活を送るために必要なことが記載されています。
タワーマンションの構造上はリフォームが可能でも、この管理規約によってリフォーム内容が制限されている場合もあるので注意が必要です。
例えば、フローリングの材質に制限があったり、リフォーム工事の前には申請義務を付けているケースも。
タワーマンションのリフォームをする場合は、事前にマンションの管理規約を確認してリフォーム内容を決めていくのがおすすめです。
(2)リフォームの前には近所に挨拶をしておく
タワーマンションでの大掛かりなリフォームを始める前には、近隣住民への挨拶をしておくよう注意しましょう。
自分では気にならなくても、同じマンションに暮らす人からするとリフォーム中は多くの関係者の出入りで不審に思ったり、想像以上の騒音が出て生活に影響する場合もあります。
自分の住んでいる部屋の両隣はもちろん、上と下の階の住民にも挨拶をしておくと安心です。
(3)セキュリティ面の配慮
タワーマンションは、高いセキュリティで安心とプライバシーを守れるのを売りにしている物件も数多くあります。
そのため、事前に工事関係者の身分証の登録や工事車両のナンバーを報告しておかなければいけないケースも。
リフォームを行う際には多くの職人さんや業者、関係者が出入りすることになりますので、作業時間を明確にして敷地内に入る人は事前に登録をしてもらいましょう。
タワーマンションに暮らす人が安全に安心して暮らせるよう、リフォーム中であっても配慮が必要なことを忘れないように注意が必要です。
4.タワーマンションリフォームのメリット
タワーマンションをリフォームすると、マンション自体の築年数に関係なく新築同然の部屋に住めたり、物件自体の価値を高められたりというメリットがあります。
ここではタワーマンションをリフォームするメリット3選を紹介します。
(1)ライフスタイルに合わせた間取りに変更できる
タワーマンションは、上記でも説明したようにラーメン構造で作られている物件が比較的多いことから、リフォームで間取り変更をすることでライフスタイルに合わせた住まいに出来るメリットがあります。
タワーマンションの中には築年数が経過している物件も多く、家の間取りや使用感がライフスタルと合っていない場合も。
「立地はいいけど間取りが好みでない」「夫婦で住むには部屋が多すぎて使いづらいかも」と感じて諦めてしまうケースも少なくありません。
なかなか住みたい土地に、理想の間取りのタワーマンションを見つけるのは難しいですよね。
タワーマンションをフルリフォームすることで、住みたい物件をより暮らしやすい住宅へ変化させることが可能になり、ライフスタイルに合わせた間取り変更で憧れのタワーマンションの暮らしを楽しむことができますよ。
(2)新築同然の部屋に住める
タワーマンションをフルリフォームすることで築古の物件でもまるで新築のようなきれいな部屋に住めるメリットがあります。
タワーマンションを新築で購入する場合は、クロスや床材は最初に決められているケースも多く室内が自分好みでない場合も。
中古でタワーマンションを購入後リフォームをすることで、内装からキッチン、トイレや浴槽まで自分でスタイルを決められ新築のようなタワーマンションに住むことができます。
また、タワーマンションをフルリフォームすることによって築古の物件でも前の住民の生活感を感じること無く暮らせるのもメリットの一つです。
タワーマンションのリフォームをすることによって、より暮らしやすく新築のような暮らしを楽しむことができますよ。
(3)物件の価値を高められる
ほとんどのマンションの価値は築浅であればある程に高く、築古になると下がっていく傾向にあります。
タワーマンションをフルリフォームすることによって、物件自体の市場価値も高まり今後売却する際の資産としても価値を高められるメリットがあります。
室内を補修するだけのリフォームではなく、物件に付加価値をプラスするような新しい設備の導入やデザイン性のある室内にすることでより高い価値になる場合も。
自分が暮らしやすくなるメリットにプラスして、資産価値も高めることが期待できますのでタワーマンションを自分好みにリフォームして快適な暮らしを手にいれましょう。
5.おすすめのマンションリフォーム実例3選
タワーマンションのリフォームをお考えの際は、事前に多くのリフォーム実例を見てイメージを膨らませておくのがおすすめです。
ここで紹介するリフォーム実例は全てFINDで手掛けていて、価格やリフォーム内容まで写真で分かりやすく紹介しています。
ぜひタワーマンションリフォームをする前に参考にしてみてください。
(1)都心でシンプル&スタイリッシュに暮らす
築6年のマンションを1270万円かけて、全面リノベーションした実例です。
都心の立地を優先して、築浅・高層階物件探しから購入、そしてリノベーションまでワンストップでFINDで対応しています。
元々の間取りでは、コンパクトな空間を大きなL字型にキッチンが占領していて圧迫感があった為大胆に間取りを「1LDK+WIC」に変更しました。
リノベーションによって、LDKは20畳近い開放感のある空間へと一新し開放感をプラス。
また、寝室は小上がりを兼ねる機能的なつくりとしたことで、LDKの一部のようなオープンな印象になっています。
さらに、大容量のWICを新設することによって多くのものを収納できる機能性もプラスし、シンプル&スタイリッシュだけど実用的な住まいを実現しています。
ワークデスクコーナーは書斎スペースとして多目的に使用できるようリノベーションすることで、夫婦2人とも満足できる機能性の高い住まいが完成しました。
費用 | 1270万円 |
築年数 | 6年 |
面積 | 65㎡ |
区分/間取り | – |
(2)日常を変える「広がり」と「つながり」
築24年のマンションを1530万円かけてリノベーションした実例です。
ポイントは、最上階で眺めを楽しめる空間を活かした明るく開放感のあるリビングダイニング。
こだわりの設備機器を採用することで、心豊かに暮らせる空間を実現しています。
また、室内のインテリアは清潔感のある白を基調にコーディネートし清潔感をプラス。
リビングダイニングにある大きく気になっていた梁は、曲線を使った間接照明を採用することで柔らかな光が空間に広がりを加えるようデザインされています。
リビング側の梁にはミラーを施工しダウンライトを半円に設置することによって、映り込み時に円を描くおしゃれな仕組みに。
こだわり満載のアイデアあふれる住まいが完成しました。
費用 | 1530万円 |
築年数 | 24年 |
面積 | 77㎡ |
区分/間取り | RC造/1LDK+WTC |
(3)光を味方に、感性豊かなリノベーション
築13年のマンションを1600万円かけてリノベーションした実例です。
ポイントは陽の光を最大限取り込めるよう間取り変更を行ったLDK。
キッチンの腰壁を印象的なタイル張りにすることで高級感をプラスし、カウンターには耐久性を考えて石材を採用しました。
また、隣接するワークスペースはPCやちょっとした作業が出来るようにデザインし、効率のいい間取りを実現しています。
さらに、もともと洋室だった場所は壁を撤去して小上がりの和の空間を演出。
下部を収納にすることで予備の布団を収納でき、来客があった際の客間としても使用可能です。
木、タイル、石、アイアン、真鍮など随所にこだわりの素材を採用し、理想の住まいが完成しました。
費用 | 1600万円 |
築年数 | 13年 |
面積 | 95㎡ |
区分/間取り | RC造/2LDK+WIC+SIC |
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ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト