COLUMNコラム
- 2022.07.29
- マンションリノベーション
ヴィンテージマンションをリノベーションするメリットは?実例6選を紹介!
「ヴィンテージマンションとはどんなマンション?」
「ヴィンテージマンションをリノベーションしたらいくらかかるんだろう」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事ではヴィンテージマンションの魅力から、リノベーションするメリットまで詳しく解説していきます。
また、ヴィンテージマンションをリノベーションした際にかかる費用や、実際にリノベーションしたおしゃれな実例10選も紹介!
本記事を読めば、ヴィンテージマンションのリノベーション費用からおすすめの工事内容、メリットまで丸わかりです。
これからヴィンテージマンションの購入やリノベーションをお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1.ヴィンテージマンションとは?
ヴィンテージマンションとは一般的に、築10年以上が経過し歴史を感じさせるデザインが取り入れられながらも、築年数の古さを感じさせないデザインや間取りから資産価値が落ちない物件のことを指しています。
また、最近はヴィンテージマンションをリノベーションしてより暮らしやすくする人も増えています。
歴史あるヴィンテージマンションだからこそ資産価値も高く、マンションの管理状態も良いことから何十年も人気が衰えない場合も。
リノベーションを行うことでさらに価値が上がることもありますので、ヴィンテージマンションに興味がある方はぜひ下記で紹介しているリノベーション実例も参考にしてみてください。
2.ヴィンテージマンションの魅力とは?
ヴィンテージマンションの魅力は、なんといっても『立地・デザイン性・管理状態』が優れていることです。
一般的に、ヴィンテージマンションは駅からほど近い場所に建てられていることから立地条件がよく、またモダンでシックなデザインが多く採用されています。
さらにマンションを購入する際の1番重要なポイントともいえる『管理状態』もマンションの管理組合によってきちんと修繕工事や掃除を行われているものがほとんど。
マンションの寿命の鍵を握るのは、マンションの管理状態でもありますので安心して長く暮らせるという面もヴィンテージマンションの魅力です。
そんな魅力がたくさんあるヴィンテージマンションを購入してリノベーションすることによって、さらに自分の理想に近い暮らしを実現できます。
3.ヴィンテージマンションをリノベーションするメリット
ヴィンテージマンションをリノベーションすることで得られるメリット3選を紹介します。
(1)資産価値がさらに上がる場合がある
ヴィンテージマンションをリノベーションするメリット1つ目は、資産価値の上昇を期待できることです。
そもそも、通常のマンションは新築時から20年〜25年が経過すると価格が下がる傾向にありますが、ヴィンテージマンションはその人気と立地の良さ等から、築年数を経過しても値段が上がる傾向が多くなっています。
人気のヴィンテージマンションはリノベーションしてさらに手を加えることで、綺麗になり暮らしやすさが増したり、使い勝手がよくなったりして資産価値もさらに上がることが期待できます。
長く暮らす上でもリノベーションを行うことによって暮らしやすさが格段に上がりますが、その後いつか人の手に渡る場合を考慮しても、資産として価値を上げられるのはヴィンテージマンションならではのメリットといえます。
しかし、ヴィンテージマンションは希少性が高いことからリノベーションを全面的に禁止にしていたり、フローリング交換のみを禁止にしている物件もありますので、リノベーションをお考えの場合は事前に確認しておきましょう。
(2)ライフスタイルに合わせた間取りに変更できる
ヴィンテージマンションをリノベーションするメリット2つ目は、ライフスタイルに合わせた間取りに変更できることです。
ヴィンテージマンションは築年数が経過しているものが多いことから、室内の間取りが現代の暮らしに合わず、使いづらい場合も多くあります。
家庭環境や生活環境によって暮らしやすいと感じる間取りは様々ですが、ヴィンテージマンションの場合は特に自分の理想通りの間取りはなかなか見つからない場合が多いです。
そのため、ヴィンテージマンションをリノベーションすることによって自分のライフスタイルに合わせた間取りに変更し、より快適な暮らしを実現することが可能になります。
昔ながらのどこかレトロな雰囲気の室内は残しつつ、現代の暮らしに合わせた水回りやリビングにリノベーションを行うことでより長く暮らせる理想の住まいにすることができますよ。
(3)古くなった設備を最新のものにしてより快適な暮らしに
ヴィンテージマンションをリノベーションするメリット3つ目は、古くなった設備を最新のものに変えられることです。
上記でも説明しましたが、ヴィンテージマンションは築年数が経過していることから、間取りの他に設備も古くなってしまい使いづらい場合があります。
せっかく気に入った物件でも、設備が使いづらく将来住み続けるイメージがつかめない、という場合も。
ヴィンテージマンションをリノベーションすることで、古くなってしまったキッチンやお風呂、トイレや給湯器等を最新のものに変更することが可能に!
お気に入りの物件を見つけたら、設備で諦めてしまうことがないようリノベーションのことも頭に入れてヴィンテージマンション探しを楽しんでみるのはいかかでしょうか?
4.築10年以上のおすすめリノベーション実例6選
築10年以上のおすすめリノベーション実例6選を紹介します。
これからヴィンテージマンションのリノベーションをお考えの方は、マネしたいおしゃれポイントがたくさんありますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)ヴィンテージマンションの既存を生かしながら都会的でレトロなLDK
築37年のヴィンテージマンションを1100万円かけて都会的だけどレトロな住まいにリノベーションした実例です。
ポイントは、天井を屋根の裏側を見せる仕上げに変更して、キッチンとダイニングを分けていた間仕切り壁の撤去することで実現した広々としたLDK。
ヴィンテージマンションの既存部分のダクトを露出したモダンなデザインにより、ニューヨークのオフィスのような雰囲気になっています。
また、将来的には収納部屋を洋室に転換することを考えて居室はそのままに。
ヴィンテージマンションならではの既存部分の魅力を生かしながら、居心地のよい住まいが実現しました。
費用 | 1100万円 |
築年数 | 37年 |
面積 | 120㎡ |
区分/間取り | 2LDK |
(2)築40年!ラフでオープンなLDK
築40年の中古マンションを700万円かけてモダンな小上がりがある、ラフでオープンなLDKへとリノベーションした実例です。
ポイントは、LDKの一部としても使用できるオープンな小上がり。
小上がりは室内サッシやデザイン襖などを使用することで、モダンな和室に仕上がっています。
また、奥行きのある土間収納を設けた玄関や、対面式のアイランドカウンターを設けた使い勝手の良いキッチン、室内サッシで程よくプライベートな空間を確保した寝室など各場所にこだわりが詰まった住まいが実現しました。
コンパクトだけど、使いやすくて機能的な快適な暮らしを満喫できる住まいになっています。
費用 | 700万円 |
築年数 | 40年 |
面積 | 66㎡ |
区分/間取り | 2LDK |
(3)開放感のあるリビングとこだわりの設備機器のある暮らし
築24年の中古マンションを1530万円かけて、開放感のあるリビングへとリノベーションした実例です。
最上階で眺めを楽しめる空間のため、明るく開放感のあるリビングダイニングには、こだわりの設備機器を採用し、心豊かに暮らせる空間を実現。
室内のインテリアは清潔感のある白を基調にコーディネートすることでさらに部屋全体を明るい雰囲気にしてくれます。
また、リビングダイニングにある大きく気になっていた梁(床や屋根などの荷重を柱に伝える材)には、曲線を使った間接照明を採用することで、柔らかな光が空間に広がりをプラスようにしました。
廊下とリビングにはガラスが印象的な建具を使用し、空間のつながりを演出し所々にデザイン性とアイディア満載の住まいが完成しました。
費用 | 1530万円 |
築年数 | 24年 |
面積 | 77㎡ |
区分/間取り | RC造/1LDK+WTC |
(4)1000万円で、美意識あるライフスタイルを実現
築17年の中古マンションを1000万円かけて、美意識あるライフスタイルにあった住まいへとリノベーションされた実例です。
ポイントは間取り変更を行って実現した、暮らしの中心になる広々としたリビングダイニング。
設備機器にもこだわったオーダーキッチンは黒にすることで、ナチュラル&モノトーンをベースに素材の質感が際立つ仕上げになっています。
各居室はミニマルな空間でシンプルに構成し、大好きなインテリアが映える住まいを目指しましました。
どこにいても家族の気配を感じる、どこよりも心地いい住まいが完成しました。
費用 | 1000万円 |
築年数 | 17年 |
面積 | 73㎡ |
区分/間取り | RC/2LDK+SIK |
(5)築53年!美術館のようなモノトーンでスッキリとした空間に
築53年のヴィンテージマンションを850万円かけて、まるで美術館のようなモノトーンでスッキリとした空間にリノベーションした実例です。
ポイントは会社のオフィスとしても使用される予定の、こだわりのインテリアが詰まったダイニング。
どこから見ても洗練されているスタイルで、シンプルでおしゃれな空間になっています。
また、寝室とリビングを間仕切るアルミフレームのガラス引き戸の床材には、モールテックスを採用。
物をより吟味して、丁寧に選ぶことでフラットで透明感のある空間を実現しました。
費用 | 850万円 |
築年数 | 53年 |
面積 | 85㎡ |
区分/間取り | 1LDK+WIC |
(6)間取り変更でセンスよく素敵な住まいに
築46年の中古マンションを850万円かけて、間取り変更でセンスよく素敵な住まいにリノベーションした実例です。
ポイントはリビングを広く取るために設置した、壁付けのI型キッチン(コンロ、シンク、調理台が一列に並んだキッチン)。
壁付けのI型キッチンを採用することで、リビングに開放感がプラスされ、横にはワークスペースを設置し空間を無駄なく使用しています。
暮らしと空間のサイズ感がなんとなく合っていなかった1LDKから、ライフスタイルや家具に合わせて1LDK+WICに間取りを変更。
寝室との間仕切りにはガラスを大きく取った建具を採用し、圧迫感なく広々暮らせる住まいが実現しました。
費用 | 850万円 |
築年数 | 46年 |
面積 | 67㎡ |
区分/間取り | RC造/1LDK+WIC |
5.ヴィンテージマンションのリノベーションにかかる費用
ヴィンテージマンションのフルリノベーションを行った場合には、約400万円〜1200万円ほど必要になってきます。
フルリノベーションとは、建物の柱や漆を残した状態で、マンションの場合室内すべてを新たに作り直すことを指しています。
部分的なリフォームをお考えの方は以下を参考にしてください。
【ヴィンテージマンション部分的リノベーション費用目安】
リビング | 約80〜300万円 |
和室 | 約33〜120万円 |
フローリング | 約80〜150万円 |
キッチン | 約80〜250万円 |
ユニットバス | 約70〜150万円 |
玄関や廊下 | 約70〜200万円 |
リビングは、内装の張替えや建具の交換など、最小限のリノベーションであれば80万円ほどで可能です。
さらに、リビング内にキッチンや造作収納などを移動したり追加したりすると約300万円ほどの費用が必要になってきます。
また、フローリングから畳への全面リフォームには最大120万円ほどかかりますが、小上がりを設けて和モダンな雰囲気にするリノベーションなら畳代も少なく済ませることができます!
リノベーションを行う際に費用の目安を調べておくことは大切なポイントですが、どこまでリノベーションを行うのか妥協点や総額費用等も含めて考えておくことも必要です。
キッチンやユニットバス等の水回りをリノベーションする際には、場所を移動するかどうかで大きく金額が変動しますので、既存の場所を活かす方法も考えてみるのもおすすめです。
ヴィンテージマンションをお探しなら、FINDにご相談ください!
FINDは神奈川県川崎市にあるリフォーム、リノベーションから不動産売買、ファイナンシャルプランニングまで幅広く行う不動産会社です。
ヴィンテージマンションをお探しの方や、リノベーションをお考えの方はぜひFINDに1度ご相談ください。
本記事で紹介している6つの実例はすべてFINDが手掛けています。
FINDでは不動産を購入して終わり、リノベーションして終わり、ではなく、その後の毎月のローン返済や資金計画まで一緒に考えさせていただきます。
お金のプロである専属のファイナンシャル・プランナーが在籍していますので、なんでも気軽にご相談くださいね。
おしゃれなヴィンテージマンションの購入、そして理想の暮らしへのリノベーションを実現しましょう。
ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者