COLUMNコラム
- 2024.08.09
- リノベーションの知恵
デザインリフォームとは?成功させるコツやメリット・デメリット解説
「せっかくリフォームをするならデザイン性の高い住宅にしたい」
「統一感のある機能性の高い部屋にするには、どうしたらいい?」
という疑問をお持ちではありませんか?
おしゃれで機能性の高い住宅にしたいなら、デザインリフォームがおすすめです。
デザインリフォームとは、建築家や設計士にデザインを依頼する、ワンランク上のリフォーム方法です。
本記事では、デザインリフォームを成功させるコツから、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
これからリフォームをお考えの方は、ぜひ選択肢のひとつとして参考にしてみてください。
目次
1.デザインリフォームのメリット
デザインリフォームを行うメリットは、機能面と費用面の2つがあります。
ここでは、それぞれ詳しく解説していきます。
(1)住んでから気づいた欲しい機能を追加できる
デザインリフォームでは、住んでから気づいた欲しい機能を追加できるのが大きなメリットです。
例えば、既存住宅を購入後「白と黒で内装を統一したい」「和モダンな雰囲気にしたいから和室や小上がりが欲しかった」など、生活する上で気づいたポイントに、デザインリフォームなら対応することが可能です。
また、機能面でも、家事の負担を軽減するビルドイン食洗機の追加や、ストックの置き場所を作るパントリーの設置などもできます。
生活してから気づくポイントは多いため、デザインリフォームは多くの方に支持されています。
(2)新築購入より費用を抑えられる
自分好みの住宅に住みたいと考えた場合、条件などに合う物件を新築で探していると費用負担が大きくなってしまうことが懸念されます。
一方で、既存住宅をデザインリフォームすれば、新築よりも費用を抑えながら理想の住宅に暮らすことが可能です。
デザインリフォームを前提に中古住宅を探すことで、物件価格が低い好立地な住宅なども選べるようになることも大きなメリットといえます。
2.デザインリフォームのデメリット
デザインリフォームのデメリットには、デザインにかかる費用などが挙げられます。
ここでは、そんなデザインリフォームのデメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。
(1)デザイン費用がかかる
デザインリフォームでは、専門家に住宅の内装を設計してもらう必要があるため、リフォーム費用の他にデザイン料や設計料が必要になります。
デザイン料金の相場はリフォーム費用の10~20%程度で、大掛かりな工事になると費用負担も大きくなってしまうのがデメリットです。
ただし、プロの目線で内装を考えてもらうことで、より理想に近い住宅が期待できるため、どのくらいの費用なら負担できるのか予算と相談しながらデザインしてもらうようにしましょう。
(2)マンションなどは構造上取り入れられないものもある
デザインリフォームの中には、柱を取り除き広々とした空間を実現したり、水回りの位置を大幅に移動したりする工事もあります。
ただし、マンションの場合は管理規約によってリフォームに制限をかけているケースも多く、希望するリフォームが行えない可能性に注意しておきましょう。
そのため、取り入れられない部分はどのような代替え案があるのかなど、リフォーム会社と話合いながら工事を進めていくべきです。
3.デザインリフォームを成功させるコツ
デザインリフォームを成功させるコツは以下の通りです。
・信頼できるリフォーム会社を選ぶ ・追加したい設備を決めておく ・部屋の雰囲気のイメージを固める |
デザインリフォームでは、まず信頼できるリフォーム会社探しからはじめるのがおすすめです。
それぞれ詳しく解説していきます。
(1)信頼できるリフォーム会社を選ぶ
デザインリフォームを行う際には、信頼でき、自分のイメージに合う実績のあるリフォーム会社を選ぶのがおすすめです。
リフォーム会社は全国に数多くありますが、それぞれ得意分野やスタイル、料金などに違いがあります。
多くの実績がある会社だから自分のやりたいスタイルが実現できる、とは一概に言い切れません。
どんなスタイルを得意としているのか、会社の実績が自分のイメージに合っているのかなどをチェックしながら会社選びをするべきです。
FINDでは、デザイン性が高く個性的なリフォーム・リノベーションを得意としています。
ホテルライク、和モダン、シンプル、テキサススタイルなど多くの実例があるため、特にこだわった内装にしたいと考えている方におすすめできます。
デザインリフォームができる会社をお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
(2)追加したい設備を決めておく
デザインリフォームでは、追加したい設備をある程度決めておくのが成功のコツです。
「どんな設備を追加したらいいか分からない」という方は、以下のリフォームにおすすめの追加設備をチェックしてみてください。
まずはどのような選択肢があるのかを知り、自分にとって「あったらいいな」と思えるものを書き出していくのがおすすめです。
(3)部屋の雰囲気のイメージを固める
デザインリフォームでは、どのような雰囲気の部屋にしたいか、イメージやテーマを決めておくのが成功のコツです。
例えば、使う色は「黒・白・グレー」など3色程度に決めておくとまとまり感がでやすくなります。
さらに、部屋のテーマは以下のようなイメージで固めてみてください。
・木の温もりを感じるナチュラルな内装 ・カントリー風なヴィンテージ感で統一したい ・全体的にレトロ感をだしたい ・北欧をイメージしたカラフルな室内がいい、など |
テーマとカラーを決めておくことで、統一感があり垢抜けた印象のデザインリフォームが期待できますよ。
4.デザインリフォームにおすすめの機能設備
デザインリフォームにおすすめの設備機能は、以下の8つです。
・パントリー ・ウォークインクローゼット ・土間収納 ・シャッター式雨戸 ・玄関の姿見 ・ビルトイン食器洗い乾燥機 ・トイレ増設 ・トイレ内の手洗いカウンター |
どんな設備をプラスするかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
(1)パントリー
パントリーは、食料品や日用品のストックを収納しておきたい方におすすめの設備です。
近年、地震なども影響もあり、非常食を常備したり、買いだめをする方も増えています。
そのため、「ストック用品の置き場に困っている」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、パントリーを設置しておくことで、常備したいものをすっきり収納することができ、キッチンを圧迫しないメリットがあります。
最近では扉を設置して隠せるパントリーも増えつつあるため、生活感をだしたくない方にもおすすめですよ。
(2)ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼット(WIC)は、洋服や布団から雑貨など色々なものを収納できるスペースです。
海外映画に出てくるような、鏡張りのウォークインクローゼットや広々とした設計の収納スペースにするなど、工夫次第でもう一つの部屋のように使用することも可能です。
また、アクセントカラーを追加したり床材にこだわることで遊び心ある空間にできるため、活用方法が幅広いのが特徴です。
(3)土間収納
土間収納は、玄関スペース横に設置する収納場所です。
例えば、子どもがいるご家庭では、帰宅後すぐにベビーカーを置くスペースにしたり、シューズボックスに入りきらない靴や傘、掃除用具などを置く場所にできます。
玄関の近くという場所にある収納だからこそ、帰宅した流れで置いておきたい物を収納できるスペースとしても有効ですよ。
(4)シャッター式雨戸
シャッター式雨戸は、ボタンひとつでシャッターを閉められ、戸袋が不要で外観がすっきりみえるのがメリットです。
全ての部屋のシャッターを手動で閉める手間を省きながら、暴風雨による被害を防いだり、防犯性を高めることが期待できます。
また、一般的なシャッターに比べコンパクトで、より防犯性や防災性が高いのもポイントです。
(5)玄関の姿見
デザインリフォームでは、玄関の姿見を追加するのも人気です。
出かける前のちょっとしたチェックや、家族や友達、恋人との写真を撮りたい時にも活躍してくれる姿見に憧れる方も多いのではないでしょうか。
玄関にあることで使い勝手がよく、部屋を広く見せたり高級感をアップさせる効果もありますよ。
(6)ビルトイン食器洗い乾燥機
ビルトイン食器洗い乾燥機は、家族が多い方や、洗い物が好きではない方におすすめできる設備です。
最近は、ビルドイン(はめ込み式)ではなく置くだけで使用できる食器洗い機も増えつつあります。
ただし、置くだけのものは一度に洗える量が少なかったり、場所をとってしまうことがデメリットです。
そこで、より生活を快適にするためにビルトイン食器洗い乾燥機を活用する方も増えていますよ。
(7)トイレ増設
戸建て住宅の場合、2階にトイレがなく、後からその不便さに後悔するケースも多くあります。
デザインリフォームでは、トイレを増設し家族の悩みを減らすことも可能です。
特に、ライフスタイルが同じ家族の場合、トイレに行くタイミングが被ることも多く、不便さを感じてしまうこともありますよね。
掃除の手間は増えてしまいますが、家族が3〜4人以上の方は特にトイレ増設リフォームがおすすめです。
(8)トイレ内の手洗いカウンター
トイレ内の手洗いカウンター設置は、トイレの中に手洗い場をつけるリフォームです。
これは、お客様に洗面台を見られたくない方や、手洗いのためにトイレから洗面所に移動するのが手間だと感じる方に向いています。
また、老後の生活を考えた上でもトイレ内の手洗いカウンターはメリットがあるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
5.おすすめのデザインリフォーム実例5選
最後に、FINDで手がけているおすすめのデザインリフォーム実例5選を紹介します。
取り入れたいポイントがある方はぜひこの記事を保存して、リフォーム会社に相談してみてください。
(1)セカンドライフを彩る洗練された空間
築21年の中古住宅を、セカンドライフを過ごす住まいとして全面リノベーションした実例です。
インテリアはグレーを基調としたモダンスタイルでまとめ、ホテルライクな日常を楽しめる空間になっています。
また照明計画にも工夫を凝らし、施主様の手持ちの器具も活かした間接照明を効果的に配置しています。
施主様の「自宅をホテルのような心地よい空間に」という夢を叶えた実例です。
費用 | – |
築年数 | 21年 |
面積 | 94㎡ |
区分/間取り | 3LDK |
(2)海外住宅のように洗練された空間
築18年の中古住宅を、海外住宅のように洗練された空間へ全面リノベーションした実例です。
上記の実例は、施主様の仕事スタイルが変わり在宅が多くなったことや、水回りが古くなってきていたことから工事を決意されたそうです。
ポイントは、洗練された海外住宅を彷彿させる存在感ある仕上がりのオーダーキッチンです。
また廊下には一般的なダウンライトよりも集光タイプを選んだことで、間延びしがちな空間に陰影がつき、奥行を感じるデザインになっています。
インテリアが好きな奥様の「いつか自分たち好みの空間に」という夢を実現したリノベーション事例です。
費用 | – |
築年数 | 18年 |
面積 | 80.9㎡ |
区分/間取り | 2LDK |
(3)キッチンを中心に、心地よく集えるこだわりの空間
築38年の中古住宅を、1700万円かけて全面リノベーションした実例です。
リノベーションのテーマは「ご友人と楽しく集える空間にする」ことでした。
「キッチンを主役にした集える空間」を目指してデザインを行い、設備には壁付けキッチンや、ダイニングテーブルと併用できるチェリー材の大型の造作テーブルを設置しています。
また、キッチン奥に造作したパントリーは、冷蔵庫やこだわりの食器、調理器具を収納できる使い勝手の良いスペースとなりました。
各所にこだわりの詰まった、ホームパーティーに最適な空間が実現しています。
費用 | 1700万円 |
築年数 | 38年 |
面積 | 67㎡ |
区分/間取り | 1LDK+WIC |
(4)ラフでモダンな空間
築19年のマンションを、970万円かけてラフでモダンな空間へリノベーションした実例です。
ポイントは、広々としたLDKにプラスした開放的な対面キッチンです。
LDKにはオーク材の床にインダストリアルな照明やパーツ、アイテムを取り入れ、部屋全体の雰囲気をデザインしています。
また、ラフな空間にモダンさをプラスするため、インテリアはモノトーンを基調に木の風合いを活かし、ポイントでモルタル、タイル、ガラス、金属なども採用しています。
寝室には光と風を取り込めるよう室内窓を配置し、浴室はニューヨークスタイルにするなど、遊び心ある住まいが実現しました。
費用 | 970万円 |
築年数 | 19年 |
面積 | 74㎡ |
区分/間取り | RC造/2LDK+WIC+SIC |
(5)光を味方に、感性豊かなリノベーション
築19年のマンションを、970万円かけてリノベーションした実例です。
上記の実例では、間取り変更を行い、陽の光を最大限取り込める広々としたLDKを実現しました。
また、洋室だった場所の壁を撤去して小上がりの和の空間を造作し、来客があった際の客間としても使用可能なスペースにしています。
木、タイル、石、アイアン、真鍮など随所にこだわりの素材を採用した、お気に入りの住まいが完成しました。
費用 | 970万円 |
築年数 | 19年 |
面積 | 74㎡ |
区分/間取り | RC造/2LDK+WIC+SIC |
デザインリフォームならFIND
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ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者