COLUMNコラム
- 2024.11.09
- デザイン
猫に嬉しいキャットウォークリフォーム|メリットデメリットや費用を解説
「キャットウォークを設置したいけど、デメリットはなんだろう」
「キャットウォーク設置にかかる費用はどのくらい?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
家の中で猫が歩くための通路となってくれるキャットウォーク、猫ちゃんを飼っている方なら気になっているのではないでしょうか。
そこで本記事では、キャットウォーク設置にかかる費用から、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。
これからキャットウォークの設置をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1.キャットウォークが必要なワケ
そもそも、猫にとってキャットウォークはなぜ必要なのでしょうか。
猫がキャットウォークを必要とするワケには、以下のことがあげられます。
・ジャンプしたり、とび下りたりすることが好きな猫の習性を活かせる ・完全室内飼いが多い猫のストレス解消になる ・運動不足解消としても利用できる |
キャットウォークは猫と飼い主、両方のスペースを確保できるおすすめの遊具です。
キャットウォークなら、猫だけではなく、そこで暮らす家族のスペースを広く取りながら設置することができるため、お互いにストレスを溜めずに、楽しい生活を送ることが期待できますよ。
2.キャットウォーク設置の費用は?
キャットウォークの設置費用は、使用する木材などによって変動するものの、一般的には5〜10万円ほどで作成できます。
ただし、複数の部屋を渡れるようにするキャットウォークや、壁に穴を開けて猫の出入り口を作る場合は、より高額になるケースもあります。
DIYで作成することもできますが、十分な強度と水平間隔、出入り口の確保など素人では難しい部分もあるため、安全性が気になる方はプロに任せるのがおすすめです。
FINDでは日頃から造作家具の作成を行なっているため、猫にあった最適な素材で家の内装に合ったキャットウォークを設置できます。
プロが一から設計しながら作成するキャットウォークは、オリジナリティが高く、猫と飼い主の両方が快適に過ごせる空間を実現できますよ。
お見積もりはいつでも無料で承っていますので、お気軽にご相談ください。
3.キャットウォーク設置のメリット
キャットウォークを設置するメリットは、以下の3つです。
・猫の運動不足が解消できる ・インテリアの一部になる ・収納も兼ね備えれる |
キャットウォークの設置は、猫だけではなく、一緒に暮らす飼い主にとってもメリットがあります。
設置にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
(1)猫の運動不足が解消できる
キャットウォークを設置することで猫が家の中を歩きまわりやすくなり、運動する機会が増えるのがメリットです。
猫は、本能的に高低差のある空間を求めています。
そのため、好きなように動けるキャットウォークはストレス解消や肥満防止にも大きく役立ちます。
室内飼いが多い猫に窮屈な思いをさせないためにも、キャットウォークの設置がおすすめです。
(2)インテリアの一部になる
おしゃれなキャットウォークの設置は、インテリアとしても映えるメリットがあります。
例えば、キャットウォークの素材と床の素材を合わせることで、部屋全体に統一感をプラスし、よりオシャレに見せることが可能です。
また、部屋の雰囲気に合わせて曲線的なキャットウォークをプラスしたり、色や柄でアクセントを付けることで、部屋のメインにすることもできます。
キャットウォーク設置の際には、部屋全体のイメージに合わせながら素材や色、柄を選んでいくと、統一感がありおしゃれな印象にしやすいですよ。
(3)収納も兼ね備えれる
実は、近年は収納付きのキャットウォークが流行しており、猫と飼い主両方の利便性を追求した『猫家具』も多く発売されています。
例えば、キャットウォーク付きの本棚で狭いところや高いところが好きな猫の遊ぶスペース兼収納にしたり、キャットウォークの板を箱型に変え、小物などを入れておいたり、ディスプレイできるスペースにすることも可能です。
少しの工夫次第で、デッドスペースを活かしながらおしゃれで可愛く、猫にとっても嬉しいスペースが実現できます。
住まい全体の雰囲気や収納したいものなどに合わせて、キャットウォークをより実用的に活用してみてはいかがでしょうか。
4.キャットウォーク設置のデメリット
猫が自由に移動したり、登ったり、遊んだりするためのスペースとして魅力のあるキャットウォークですが、以下のようなデメリットもあります。
・設置にはコストがかかる ・インテリアデザインに影響を与える場合もある ・安全性や脱走防止策などに注意が必要 ・掃除がしにくくホコリが溜まりやすい |
キャットウォークの設置では、設計にコストや時間がかかってしまったり、インテリアデザインに影響を与える可能性に注意しましょう。
猫が使用中に落下したり、棚が崩れたりする危険性も考えられるため、幅や強度も気しておく必要があります。
また、壁や天井の高い場所に設置するキャットウォークは、掃除が難しく、ほこりや猫の毛がたまってしまう場合もあります。
そのため、予算はどのくらいに設定するのか、安全性は確保できているか、定期的な掃除で衛生面を保てるかなど、事前に考えておくのが重要です。
大切な飼い猫が安心して楽しめるキャットウォークにするためにも、事前にしっかりと計画し、プロの意見も取り入れながらキャットウォークを設置しましょう。
5.キャットウォークを設置する際のポイント
猫にとって快適で安全な環境を提供するキャットウォークを設置ためには、以下のポイントを抑えておくのがおすすめです。
・安全性の確保 ・出入口は2つ以上確保する ・猫に合わせた材木を選ぶ ・生活動線を妨げないように設置する ・動きにくい構造になっていないか確認 |
キャットウォークの設置には、上記5つの重要なポイントを押さえておくべきです。
ここでは、キャットウォークを設置する際に考慮すべき主なポイントを紹介します。
(1)安全性の確保
キャットウォークを設置する際に、一番に考えておきたいのは猫の安全です。
安全性を確保するためにも、以下の3つのポイントを確認しておきましょう。
耐久性の確保 | ・猫が乗っても安全な設定になっているか ・壁に取り付けるタイプのキャットウォークでは、固定する金具に問題はないか確認 ・設置にはしっかりとしたネジやアンカーを使用し、耐荷重に耐えれるものを採用する |
幅の確認 | ・小型の猫の場合は15cm〜20cm程度の幅が目安 ・中型から大型の猫の場合は20cm〜30cm程度の幅が目安 ・ゆったりと歩ける幅になっているか確認 ・複数の猫を飼育している場合は、猫同士がキャットウォークですれ違える幅になっているかをチェックしておく |
配置場所の確認 | ・キャットウォークの設置場所は猫が快適に使える高さや位置を考慮しているか ・猫が飛び降りる際に負担がかからない程度の高さか ・万が一猫が落下した場合にケガをしないよう家具の配置を考えているか |
まずは、猫が乗っても安全な設定になっているか、ストレスなく通ることができる幅は確保されているかを確認しておきましょう。
また、幅が適切であっても猫が足を滑らせる可能性もあるため、滑りにくい素材選びやキャットウォーク全体の設計バランスもポイントです。
(2)出入口は2つ以上確保する
猫は方向転換が得意ではないため、キャットウォークの出入口を2つ以上作っておくのがおすすめです。
特に、猫の動線を意識しながら無理なく移動できる位置で、歩いているうちに抜けられる構造にしておくのがポイントです。
例えば、猫がよく過ごすことの多い窓の近くやお気に入りのスペースからキャットウォークに移動できるように設計したり、段差やステップを設けてスムーズに登り降りできる出入り口を作成するなどの方法が考えられます。
また、複数の猫を飼育している家庭では、キャットウォークの出入り口が混雑してしまわないよう出入り口の配置を工夫するのがおすすめです。
使いにくい場所に出入り口があるとせっかくのキャットウォークを猫が避ける原因になることもあるため、注意しておきましょう。
(3)猫に合わせた材木を選ぶ
キャットウォークの木材選びでは、猫が滑りにくく、耐久性のあるものを選ぶようにしましょう。
おすすめの木材は以下の通りです。
猫が歩きやすいもの | ・表面がざらついている木材を選ぶ ・無垢材は猫が爪を立てやすく、滑りにくいのでおすすめ ・自然な木目を持つ杉やヒノキなどなら、猫が歩きやすく、爪とぎも可能 |
耐久性のあるもの | ・オークやブナなど、耐久性が高いものを採用する ・耐久性も高く、猫のキャットウォークに広く使用されているパイン材もおすすめ ・ただし、パイン材は爪とぎに弱いため、表面を補強したり、爪とぎ用のカバーを取り付けたり工夫が必要となる |
仕上げ剤 | ・無塗装や自然塗料など、猫にとって無害な仕上げ剤を選ぶ ・VOC(揮発性有機化合物)を含まない塗料がベスト |
また、集合住宅にお住まいの方は、キャットウォークから床に猫が飛び降りた際に発生する音に注意し、床材を工夫しておくのがおすすめです。
室内に設置するキャットウォークはインテリアデザインにも大きな影響を与えるため、インテリアに調和する木材を選び、部屋全体のデザインに自然に溶け込むようなキャットウォークを目指してみるのもおすすめです。
(4)生活動線を妨げないように設置する
キャットウォークの設置では、住んでいる人の生活動線を妨げないような工夫もポイントです。
例えば、狭い部屋やリビングなど、よく人が通る場所では、壁沿いの高い場所を使うことで、空間を効率的に利用できます。
また、猫の動線と人間の動線が邪魔ぶつからないように、家具の上や棚とキャットウォークを連携させることで、自然な動線を作ることが可能です。
ドアや窓の開閉にも配慮しながら、キャットウォークを臨機応変に設置しましょう。
(5)動きにくい構造になっていないか確認
キャットウォークの設置では、遊びやリラックス、運動不足を解消するためにトンネルや隠れ家、爪研ぎスペースなどさまざまなギミックをプラスすることもあります。
ただし、キャットウォークにギミックを取り入れる際には、猫の自然な行動や性格を最優先に考えることがポイントです。
そもそも、猫は高い場所を好む一方で、無理に動き回ることを強いられる仕組みにはストレスを感じることがあります。
猫によって好む遊び方や環境は異なるため、ギミックを取り入れる際には飼い猫の性格や行動パターンを考慮する必要があります。
複雑すぎるギミックは避け、シンプルな設計にすることで安心して移動できる快適なキャットウォークを実現できます。
6.おすすめのキャットウォーク設置場所
ここでは、実際にキャットウォークを設置する際のおすすめの場所、以下3つを紹介します。
・普段過ごすことの多い場所を選ぶ ・外の景色を見れる場所 ・ゲージの近く |
キャットウォークの設置が飼い猫にとって快適で安全な空間になるのかは、設置場所選びが重要です。
以下ではそれぞれのメリットを詳しく解説しているため、キャットウォークの設置場所についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
(1)普段過ごすことの多い場所を選ぶ
キャットウォークの設置場所選びに悩んだら、まず猫が普段よく過ごしている場所に設置できないかを検討してみましょう。
猫は自分が安心できるスペースで過ごすことを好むため、キャットウォークもそのエリアに設置するのがおすすめです。
飼い主と一緒に過ごすことが好きな猫には家族の気配を感じられるリビングや寝室、ソファの上や窓辺など好んで寝ている場所や、お気に入りの隠れ家がある猫にはその場所から設置を検討しましょう
お気に入りの場所でリラックスできるキャットウォークを作ることで、自然に使ってもらいやすくなりますよ。
(2)外の景色を見れる場所
猫は外の景色を見るのが好きな生き物です。
特に、室内飼いの猫では、鳥や木など外の動きが見える場所にキャットウォークを設置するのがおすすめです。
外を眺めながらリラックスできる空間は、猫にとって居心地が良く、お気に入りのスペースになりますよ。
また、窓辺は日当たりがよく、ひなたぼっこが好きな猫にも最適なため、キャットウォーク中に猫が温まりながら休憩できるスポットを追加すると、より効果的です。
(3)ケージの近く
ゲージが猫の寝床や休憩場所としてよく使われている場合は、その近くにキャットウォークを設置するのもおすすめです。
キャットウォークをゲージの上部や周囲に回すことで、猫のゲージ内外の移動がスムーズになり、ゲージをより活発に使うことができます。
また、キャットウォークをゲージの延長として活用し、ゲージの中から直接キャットウォークにアクセスできるように設計するのもひとつの方法です。
ゲージとキャットウォークを一体化させることで、猫にとって動きやすく、快適な遊び場を実現できますよ。
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FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。
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ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者