COLUMNコラム
- 2024.11.09
- オフィス
倉庫リノベーションの魅力と活用方法|メリット・デメリットも解説
「倉庫をリノベーションしたいけど、どうしたら活用できる?」
「話題の倉庫リノベーションの魅力が知りたい」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
近年、手軽にお店を始めたり、古い倉庫を活かす方法として倉庫リノベーションは人気を集めています。
そこで本記事では倉庫リノベーションの魅力から活用方法を解説します。
これから倉庫リノベーションをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1.倉庫リノベーションの魅力とは
倉庫リノベーションは、広いスペースや高い天井、頑丈な構造を活かしたユニークな空間作りができるのが大きな魅力です。
近年では、オフィスやカフェ、住居としての転用が増加しつつあり、倉庫をリノベーションすることで魅力的なデザインや多様な機能を追加することが可能になりました。
倉庫リノベーションは、倉庫ならではの無骨な建築スタイルやコンクリートの壁、むき出しの鉄骨など、インダストリアルなデザイン要素を取り入れつつ、シンプルかつスタイリッシュな空間を作れるため、現代的なセンスのある場所として人気があります。
また、新築に比べ比較的低価格でリノベーションできることから、コストパフォーマンスが高いのも魅力です。
2.倉庫リノベーションのメリット
倉庫リノベーションのメリットは、以下の4つです。
・天井の高さを活かしたオープンなレイアウトにできる ・インダストリアルデザインの活用ができる ・コストの節約ができる ・多用途に対応できる柔軟な空間を作れる |
古い倉庫を改装できるリノベーションは、独特のデザインと機能性を取り入れた空間を作ることができます。
以下では、倉庫リノベーションならではのメリットを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
(1)天井の高さを活かしたオープンなレイアウトにできる
天井が高く、壁のない倉庫は、リノベーションをすることでオープンなレイアウトにできるのが大きなメリットです。
特に、天井の高さは開放感のある設計やロフトスペースの設置に役立つため、カフェ、オフィス、住居などさまざまな用途に活用できます。
倉庫ならではの広い空間を活かすことで、個性的なデザインを楽しむことができるため、従来の建物では味わえないレイアウトが実現できますよ。
そのため、クリエイティブでダイナミックな空間を作りだしたい方におすすめです。
(2)インダストリアルデザインの活用ができる
倉庫の無骨な構造や素材は、工業デザインとも呼ばれ『インダストリアルデザイン』の活用ができるのも大きなメリットです。
インダストリアルとは、『産業の』『工業の』という意味があり、大量生産ができ工業的・機能美にすぐれたデザインやスチールやコンクリートなどの資材がむき出しになった、無機質ながらもスタイリッシュで、クールな印象を与えるデザインを指しています。
例えば倉庫にあるような鉄骨のフレーム、コンクリートの床、レンガの壁など元々の倉庫要素を残した無骨で機能的なデザインが人気です。
インダストリアルデザインを活用することで、スタイリッシュでモダンな空間を作ることができ、都市部での個性的な店舗やカフェ、オフィスとして人気があります。
(3)コストの節約ができる
倉庫リノベーションは新築に比べて大きくコスト削減ができるのもメリットのひとつです。
そもそも、倉庫はそのままでも成り立っているため、基礎工事や構造の強化が必要なく、初期費用を抑えることが可能です。
さらに、工程が少ない分、工事期間も短縮され時間の節約にも繋がります。
また、倉庫のような大規模な建物は、比較的安価に取得できるため物件購入自体でのコストパフォーマンスの良さも魅力です。
実際に、都市郊外や工業地域では使われていない倉庫が多く、それらを活用することで低コストで独自のスペースをリノベーションすることができますよ。
(4)多用途に対応できる柔軟な空間を作れる
倉庫は元々、商業用途で使われることが多く多用途に対応できる柔軟な空間を作れるのがメリットです。
倉庫リノベーションではオフィスやカフェはもちろん、アートギャラリー、スタジオ、住居としても活用可能です。
自由な発想と既存の建物の魅力を活かすことで、独自性のある魅力的な空間を実現できますよ。
FINDでは、倉庫リノベーションに適したデザイン性が高くおしゃれなリノベーションを得意としています。
お客様の理想を形にするプランの提案が可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
3.倉庫リノベーションのデメリット
メリットの多い倉庫リノベーションですが、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは倉庫リノベーションのデメリット、以下4つを紹介します。
・構造上の制約がある ・法的な制限や規制がある ・リノベーション費用が高額になる可能性がある ・メンテナンスの負担 |
実は、倉庫リノベーションは構造上の規約があったり、法的な制限などいくつかのデメリットも考慮しなければなりません。
以下では、それぞれ詳しく解説していきます。
(1)構造上の制約がある
倉庫は元々、物資の保管や流通のために設計されており、居住や商業施設としての利用を目的としていません。
そのため、住宅やオフィスとして倉庫リノベーションを行う際には、建物の構造上の制約に直面するデメリットがあります。
例えば、広い空間や天井の高さが魅力的である倉庫は、柱の配置や壁の位置が自由に変更できなかったり、断熱性や防音性が低く追加工事が必要になってしまうことが懸念されます。
柱を全て取っ払って広々とした空間にしたくても実現できないケースもあるため、制約を踏まえた設計や施工では、計画が思い通りに進まないこと場合も考えられます。
倉庫リノベーションは住宅や店舗として快適に使うためには大規模な改修が必要になるケースも多いため、注意しておきましょう。
(2)法的な制限や規制がある
倉庫リノベーションでは、法的な制限や規制にも注意すべきです。
倉庫を住宅・店舗・オフィスとして使用する場合は、都市計画法や建築基準法などに基づいて工事を行う必要があります。
場合によっては、用途変更や増改築に制限がかかってしまったり、耐震性や防火性の基準を満たすために、追加の工事や補強が求められることもあります。
例えば、工業地域に位置する倉庫では、居住用途や商業施設として利用できないことがあります。
さらに、これらの法的要件をクリアするための調査や申請に時間や費用がかかることがあり、計画の進行が遅れる可能性もあるため、事前に注意が必要です。
(3)リノベーション費用が高額になる可能性がある
倉庫特有の問題が発生した場合、大幅な追加費用が発生する可能性があるのも倉庫リノベーションのデメリットです。
例えば古い倉庫の老朽化、配管や電気設備の改修などは費用が高額になってしまうケースが多く注意が必要です。
断熱や暖房設備の追加、給排水設備の整備などが必要かどうか、倉庫の状態を事前に確認しておくようにしましょう。
(4)メンテナンスの負担
倉庫リノベーションでは、工事後も維持管理やメンテナンスに手間・費用がかかるケースも多く、負担になってしまうことがデメリットです。
特に、古い倉庫は経年劣化により、定期的な修繕が必要になることが多いです。
また、倉庫の広い空間を維持するために、空調や照明などの設備・メンテナンスコストがかかり、屋根の修繕や外壁の補修も頻繁に必要になります。
倉庫は人が過ごすことを想定して作られていないため、雨漏りや断熱不足による問題が発生しやすく、こうしたトラブルが日常的な負担となる可能性もあります。
これらのメンテナンス費用や時間を考慮し、リノベーション後も十分な資金と手間をかけられるか検討する必要があります。
4.倉庫リノベーションの費用は
倉庫のリノベーション費用は1000~2000万円前後が目安です。
倉庫リノベーションでは、構造の状態や、耐震性、断熱性によっても費用は変わってくるため、元々の状態が大きく関係してきます。
また、倉庫を居住や商業施設として使用するために電気配線や給排水の設備も新たに設置する必要があるケースでは、高額になりやすい傾向にあります。
インフラや断熱性能が整っている倉庫なら安くすむ場合もありますが、一から倉庫をリノベーションする場合は断熱工事費用や空調設備費用、給排水工事費用なども考え予算を設定しておくのがおすすめです。
「まずは見積もり作成をしてもらいたい!」「予算内で倉庫リノベーションをプロに任せたい」という方は、ぜひFINDにお問い合わせください。
見積もり・現地調査は無料で対応させていただきます。
5.おすすめの倉庫リノベーション活用方法
おすすめの倉庫リノベーション活用方法は、以下の4つです。
・オフィスリノベーションプラン ・住居リノベーションプラン ・カフェやレストランリノベーションプラン ・ショールームやギャラリーリノベーションプラン |
倉庫は使用用途が広く、工夫次第でおしゃれで個性的な空間を実現できます。
以下ではオフィス・住居・店舗などの活用例を紹介していきますので、これから倉庫リノベーションをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
(1)オフィスリノベーションプラン
倉庫をオープンオフィスや会議室などに活用することで、会社として柔軟な使い方が可能です。
倉庫の無骨な素材を活かしてリノベーションすることで、鉄骨やコンクリートの質感を活かしたインダストリアルな雰囲気のオフィスが実現できます。
特に、インダストリアルな雰囲気は、創造力を刺激するデザインとして人気が高く、企業やフリーランサーが快適に働ける環境を提供可能です。
また、広いスペースを共有の場にすることで、交流を促すスペースにもなり、新しいビジネスチャンスが生まれることも期待できますよ。
(2)住居リノベーションプラン
倉庫の広々とした空間を活かして、住宅にリノベーションするのもおすすめのプランです。
倉庫は、天井の高さやオープンな空間を活かしたロフトスタイルの住居に適しており、個性的で洗練された空間を目指すことができます。
また、広い面積を持つため、庭などに設置することで趣味のスペースやアトリエなど、多彩なライフスタイルに対応できるのも魅力です。
ただし、倉庫には窓がないため、居住用にする場合は大きめの窓を追加したり、空気の通り道を確保するなど工夫しておくべきです。
(3)カフェやレストランリノベーションプラン
倉庫が本来持つインダストリアルな雰囲気をそのまま残しつつ、カフェやレストランとしてリノベーションするプランも近年人気です。
広い天井や倉庫独特の素材感を生かした内装は、他の店と差別化できる魅力的な空間を作り出すことができます。
また、開放感のあるレイアウトにすることで居心地の良さをプラスでき、お客様が過ごしやすい環境を提供できます。
倉庫ならではの機械的な要素を残しつつ、アート作品や植物を活用して温かみのあるデザインに仕上げるのもおすすめの方法です。
(4)ショールームやギャラリーリノベーションプラン
倉庫をリノベーションし、作品の展示スペースやイベントスペースとして活用するプランもおすすめです。
倉庫の開放感ある広々とした空間は、大規模な展示やパフォーマンスの場として最適で、さまざまなアート作品やイベントを開催するのに十分なキャパシティを持っています。
また、倉庫特有の無機質な背景が、アート作品や展示を引き立てる効果も期待できますよ。
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FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、オフィスレイアウトからリノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。
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ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者