COLUMNコラム
- 2023.10.10
- 空間デザイン
PLAN STORY 29『上品で落ち着きのある空間』
元々は賃貸として貸されていた築20年のマンション。
セカンドライフをどこで過ごすか悩まれていたお施主様でしたが、
賃貸に住まわれていた方が退去されることをきっかけに、ご夫婦自身で住むことにされました。
既存平面図
完成平面図
元々和室であった空間を取り込み、広々としたLDKに。
2部屋あった洋室は間仕切壁を取り払い、電動のバーチカルブラインドで開閉可能にしています。
Before
お施主様からは
「キッチンの向きを変えたい」「水回り設備を一新したい」「和室スペースを活用したい」
というご要望がございました。
After
お施主様からのご要望を叶えたプラン。
大きなオープンキッチンから、リビングダイニングを見渡すことができます。
収納スペースを確保することによって、
生活感のある調理家電や食器をしまうことができ、すっきりとした印象に。
お手持ちのワインセラー、冷蔵庫がぴったりと収納され、スタイリッシュな空間になりました。
元々和室だった空間は、
洋室から入るウォークインクローゼットと、リビングと一体化させた広々としたスペースに。
お客様が来られた時にはバーチカルブラインドを閉めることで独立した空間になります。
寝室とリビングダイニングは建具を設けて、回遊できる間取りにしました。
オンラインでの打ち合わせが多い旦那様が使われる書斎は、
背景に壁をうつしたいというご要望から、デスクの位置に考慮しながら間取りを検討しました。
洗面台は、ご夫婦が横に並んで支度することのできる、十分な横幅を確保。
トイレはタンクレストイレを採用。手洗い器はコンパクトなものを選びました。
カウンター上にタイルを貼ることでアクセントを加えています。
お施主様の暮らしを確認しながら収納家具やスペースを設け、
シーンによって可変性のある間取りを実現いたしました。
実際に暮らしていく中でデザイン性、使いやすさを感じていただき
ご満足いただけるリノベーションになりました。
ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者