COLUMNコラム

PLAN STORY 33『ワンルームで二人暮らし』後編

【JACKグループ主催 第10回全国リフォームアイデアコンテスト2024 準グランプリ受賞作品】

ご夫婦二人暮らしのコンパクトな都会暮らしをテーマに、
住まいのお手伝いをさせていただきました。
前半は空間づくりの工夫をご紹介しました。

後編では、細部まで張り巡らされたこだわりポイントをご紹介します。

 

完成平面図

After

寝室とLDKの間に位置する、3枚の引き戸レールは、真鍮の埋め込み式としました。

建具のレール幅を両脇のフローリング幅に合わせることで、
開けた際はフローリングが連続して見えます。

 

玄関を入った正面には、大きな建具がお出迎え。
スライド回転式で、取手は旦那様設計の特注に。

一般的に、床レベルが変わってしまうことや、梁によって
収納規格との差等により、たくさんの線が出がちな玄関。
できるだけ線を整えるため、扉は天井までのばし、収納は枠埋め込み式にしました。

 

キッチンタイルは芋張りでシンプルに。
目地の太さを縦と横で変えることで、よりすっきりとした印象を与えます。
タイル上には間接照明を。
タイルを上部をあえて張らずに余白を残すことで、間接照明をきれいに映し出します。

 

時間によって移ろうお互いを感じ取りながらも、自分の時間を堪能できる
そんな夫婦の理想の暮らしを実現した空間に仕上がりました。

施工事例はこちらからご覧いただけます。

細部までこだわり抜いたリノベーション

笠原 圭一郎

ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト